心理学専攻が圧倒的に就職に有利な3つの理由

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こんにちは!ノリです。

今回は「心理学専攻が圧倒的に就職に有利な理由」についてご紹介していきます!

この記事では、

  • どんな就職先がある?
  • どれくらいの人が専門職に就く?
  • 一般の就職厳しそうだけど本当?

などの疑問、悩みにお答えします。

結論から言うと「心理学系の専門職は狭き門でも、一般の就職活動では人に対する理解が深まるから圧倒的に有利!」です。

前半は「心理学専攻が就職に圧倒的に有利な理由」について詳しくお話していきます。

後半は「不利な理由」も紹介して、「大学でどのように学んでいけばいいのか」の話もするので、最後まで読んでいただけたら幸いです。

この記事は幅広い人にオススメです。具体的には、

  • 心理学に興味がある受験生
  • 入学したての大学1年生
  • ちょっと気が緩みだした大学2年生
  • 就職について考え始めた大学3年生
  • 卒業間近の大学4年生

あなたがこのうちのどれかに当てはまれば、この記事を最後まで読めば就職に関する不安が減り、前向きに将来を考えることができます。

なぜそんなに自信満々なのかというと、「私自身が心理学専攻で就職活動がスムーズにできた」からです。

多くの就活生がお世話になる某メガベンチャーの1次試験を突破したり、東京の高層ビルにオフィスを構えるコンサルティング会社の最終面接まで行ったりしています。

結果として第一志望の会社に「内定第一号」として内定、無事就職しました。

そんな就職活動を送った私ですが、別に特別なスキルがあったわけではありません。

緊張しながら必死にエントリーシートを出して普通に就職活動をしていました。

そんな中で、他の人と違う結果を出せたのは、「心理学専攻で心理学を学んでいた」からです。

だからこそ、私が「心理学専攻が就職に有利な理由」をお話しすることに意味があります。

さっそく見ていきましょう!

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心理学部の現実

注意:就職の際の「学部の有利・不利」は昔と比べてほとんどなくなっています。大事なのは「どの大学を出たか」でも「どの学部を出たか」でもなく、「なぜ、なにを、どのように学んだか」です!

まずは心理学専攻の現状を知ってもらうところからはじめます。

大学ではたくさんの学部がありますが、中には高校まででほとんど勉強しない学問もあります。

心理学はその中のひとつです。

心理学専攻で何を学ぶか

一般的に、心理学に対するイメージ(印象)は「人の心を読める」だとか「カウンセラーになる」といったものが多いと思います。

しかし、それは誤解で、心理学では何を学ぶかという内容は以前にもお話しました。

[link url=”https://noritlas.com/psychology/”]

[link url=”https://noritlas.com/pyschology-reading-mind/”]

心理学専攻の就職先

心理学専攻生はもちろん心理学を学ぶわけですが、全員が臨床心理士になるわけではありません。

むしろ、臨床心理士になる人なんてほんの一握りです。

まずはこちらのデータをご覧ください。

H28 2,582 1,623 (30) 62.9 32,914 (603)

これは、日本臨床心理士資格認定協会が出した平成28年度のデータです。

左から順に、平成28年、受験者2,582人、合格者1,623人(医師免許取得者30人)、合格率62.9%、累計32,914人(医師免許取得者603人)となっています。念のため言っておきますが、これは日本全国です。

これを見ると、新しく臨床心理士になる人というのは毎年1600人ほどしかいないのです。

前から臨床心理士だった人を合わせても全国に3万3000人ほどです。

これは多いか少ないかでいうと、間違いなく少ないと思います。そもそも、臨床心理士の資格は大学院に進まなければ取得することはできません。

学部のみでも取得が噂される公認心理師の話もありますが、困難な道になることは間違いないでしょう。

となると、8~9割のほとんどの人が進学以外の道に進むことになります。

だからここでは、狭き臨床心理士の門や、就職先についての話はしません。

また、大学の教授や、心理学の教科書を作る人や、その他心理学を利用した臨床心理士以外の研究職についても割愛させていただきます。

その話は、以前相談してくださった方への返事として下の記事にまとめてあります!研究職に興味がある方はどうぞ!

[link url=”https://noritlas.com/psychology-research-positions/”]

これからお話するのは、総合職として民間企業に就職したり、心理の専門職以外の公務員に就職することです。

高校生の方は大学卒業後の進路で不安になるかもしれませんし、現に就職活動をされている大学生の方だと思い悩むことも多いみたいです。

しかし、心理学を大学で学ぶことは必ず役に立ちます。というか、役に立てましょう!

心理学専攻が就職に有利な理由

これからは、心理学専攻がどのように就職に有利なのかその理由をお話していきたいと思います。

具体的には、

・人の心について学んでいる

・普遍性がある

の2点に着目してお話していきます。

人の心について学ぶということ

心理学専攻では人の心について学びます。仕事というものが基本的に何かしら人と関わることが必要な以上、これが有利にはたらかないわけがありません。

人の特性について学んだり、心の病について知ることで、今後一生役に立つと私は思っています。

役に立つのは、将来カウンセラーになりたいという明確な目標がある人だけではありません。

「将来何になろうか迷っている、決めていない」という人にこそ、心理学を学んでほしいと思います。

心理学で学べることは、他人も自分も含めた人の心です。それは別に本でもインターネットでも学べると思うかもしれません。しかし、研究は常に進歩を続けており、本に書いてあることがいつも正しいとは言えません。インターネットも、まずは論文の読み方がわからなければ、正しい情報を手に入れることができません。だから、研究の最前線である大学で学ぶのです。

それが無駄になったり、就職で不利になったりということはありません。人の心が読めるというのは大げさですが、「他人の気持ちをよくわかろうと努める姿勢がつく」のは事実だと思います。

そもそも大学は就職予備校ではなく、学びに行くところです。確かに就職サポートの一面もありますが、大学は理論や法則を学び、見つけに行く場だと私は思っています。

普遍性がある

人の心を扱うということは、当然普遍性があるということです。ロボット相手に仕事をして、一切人と関わらないという場合でも、売り物を買ってくれるのは人であったり、作った製品を利用するのも人です。面接官も人ですよね。たぶん。

だから人の心についての知識は業種、職種関係なく、どこでも通用します。

この、「どこでも通用する普遍的な力」は多くの企業が求めているものであり。採用したい人でもあります。企業が採用したい人も、「コミュニケーションがとれる人」を第一に挙げていることが多いですし。

もっといえば、心理学で学んだ人の心についての知識は、仕事だけではなく日常生活でも生きますし、心理学の対象は人なので、テーマはそれこそ無数にあります。

就職活動や新人研修で使われる「社会人基礎力」と呼ばれる力は、心理学を学ぶことでも身につけることができます。

 

特に就職活動に有利な心理学

心理学の中でも最近特に研究が進んでいてオススメしたいのが「ポジティブ心理学」です。

「ポジティブに考える心理学のこと?」と思うかもしれませんが違います!

ポジティブ心理学とは、ざっくり言えば「よりよく生きるための心理学」です。

臨床心理学の研究は、基本的に「うつ病」や「神経症」などの「精神疾患」を持つ人を「マイナス(日常生活に支障がある)から0」にすることを目指していますが、ポジティブ心理学ではそれらの疾患を特に持たない人を対象に「0よりプラス(日々をよりよく生きる)」にするための知識を学びます。

これは、誰かをよりよくすることだけでなく、自分自身がよりよく生きることにも役に立ちます。

大学でポジティブ心理学が学べない場合は、ヒューマンアカデミーの「ポジティブ心理学資格取得講座」であればオンライン授業で資格も取得できてお得です!

ポジティブ心理学自体初めて聞いたという方は無料で資料請求ができるのでぜひこの機会にチェックしましょう。

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大切なのは学ぶ意識!

心理学はただ意識せず学ぶだけでも十分な力はつきますが、それだけでは本来の半分ほどしか大学で心理学を学ぶメリットを生かせていません。

大学で学んで何がわかるかというと、「役に立つことを学ぶ」のではなく、「学んだことを役立てる」という視点です。

高校までは答えのはっきりした問題を解いてテストでただ高い点数を取るだけでよかったので、そのようなことは考えなかったかもしれません。

だからこそ、大学に入ってはじめて思うわけです。特に人間について学んでいる心理学専攻は「役に立つ立たないはその人の意識の問題なんじゃないか」って。

実際そのとおりです。世の中に無駄なものなんて何一つありませんし、あるのは無駄と感じている自分だけです。

だから、就職に有利不利とかは、実は事実としてそこにあるのではなく、本人がどう意識してつなげていくかに左右されるのです。

未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると 信じなければならない。 ―スティーブ・ジョブズ

アップルのCEOだったジョブズはこのようなことを言っていますが、今につなげるにこしたことはありません。それができなければ過去や未来につなげるという話です。

ジョブズは大学に意味を見出せずに中退していますが、そのことを後悔する様子はなければ、中退するまでやその後もぐりとして過ごした大学生活も無駄ではなかったと振り返っています。

心理学はリアルタイムで点と点が線になる可能性を秘めています。

あくまでも、可能性です。それを確実にするには、学ぶ人の意識が必要不可欠です。

ぜひ「学んだことをどう役立てるか」を考えながらこれからの大学生活を考えるともっと充実した毎日を送ることができると思っています。

おまけのメリット

心理学専攻は先輩の卒論の参加者になったり、授業で検査についてよく学ぶため、性格検査のような質問紙にはめっぽう強いです。

なぜなら、日常的に質問紙に触れているので、何を聞いている検査なのかすぐにわかるからです。

さらに、自分自身が質問紙を作ったり使ったりしている人なら「こんな風に答えればいいんだな」というのが大体わかってしまいます。

もちろんウソはいけませんよ?正直に答えないと自分のためになりませんから。

基本的に適性検査などはライスケールというものが設定されており、ウソを発見できるようになっています。

さて、ここまでで万能のように見える心理学部ですが、やはり気になる点もいくつかあります。

でも、やっぱり・・・?

手に職?

手に職という点で見れば、臨床心理士にならないのなら後は公務員の心理職になるか、社会の先生になるくらいしかありません。

確かに、会社の利益に直結する経営学部や、経済学部より自分をアピールしづらい部分もあるかもしれません。

心理学がどんなことにも生かせるというのは、裏を返せば「各分野のスペシャリストが心理学をあとから学ぶ方が良い」という実もふたもない話になってしまいます。産業心理学の先生がそう言っていました。

しかし実際は、学部だけで左右されるということはありません。最近の企業は多様性を重視するのが当たり前になっているので、特定の大学や特定の学部だけを採用なんてことはないので安心してください。

あったらむしろそこに入らなくて良かったと思った方がいいかもしれません……。

結局はどう生かすか

先ほども言ったように、学んだことを役立てるというのが何より大切です。

ここまで読んだ方ならわかると思いますが、別に人の心を読めとか、コミュニケーションの達人になれと言っているわけではありません。

結局、どこの大学に行こうが、どこの学部に行こうが、大切なのは中身です。

大学の図書館で他の学部の本を借りてもいいですし、開放授業もあるはずです。そういったものを積極的に活用して、役立てましょう。

といっても、焦る必要はまったくないです!

大学で「何をしたか」と「何を得たか」という2点を意識して、主体的に大学生活を送るといいと思います。

キャリアについての考え方はこちらの記事にあるのでよければどうぞ。

[link url=”https://noritlas.com/career-theory/”]
 

まとめ

ここまで心理学を学んだ大学生が就職に有利な理由についてお話してきました。

しかし、一部の職業では相変わらず厳しい状況でもあります。

この際はっきり言っておきますが、メンタリストという職業は公には存在しません。基本的に自学自習です。DaiGoさんは物凄く自分で勉強されているからなせる技ですし、芸能人ということもあって生計を立てていくことができていますが、趣味の範囲ならば心理学部は関係ありません。

個人的にはDaiGoさんのことを尊敬していますし、特にこの本が好きです!

さらに、心理カウンセラーと臨床心理士は別物です。そして、臨床心理士になるのは大変です。

〇〇カウンセラーをコンサルタントのような意味で使う方もいますので、そのあたりは注意しておくといいと思います。

あと、精神科医になりたいのなら心理学部ではなく医学部にいってください!

あれは医者です。心理学部では「薬を処方できる」精神科医にはなれません。

それと、スピリチュアル的なことは大学でほとんど学びません。強いて言えばフロイトの夢分析をちょっと学ぶくらいです。

メンタリストや臨床心理士を目指している方にとっては、就職は厳しいと言わざるを得ません……。

しかし、そうでないなら道はたくさんあります。

その中から自分に合うところを選んで、マッチングするのは容易です。といっても、学歴フィルターがある企業はありますし、筆記で落ちて面接にたどり着けなければそもそもその力を発揮することはできません。

でも、です。逆に言えば面接まで行ければそこからはむしろ心理学専攻の土壇場でしょう。自分の思いを素直に表現するだけです。ある程度のコミュニケーションが取れれば問題ありません。

落ちたら実力が足りないか、その企業とは合わないということなのでむしろ良かったと思いましょう。

だって、これから心理学を学ぶあなた、学んでいるあなた、学んだあなたを求めている企業なんて他にいくらでもあるのですから。

ということでどうか希望を捨てないでください!

授業がつまらないという方はこちらの記事をご覧ください。

[link url=”https://noritlas.com/psychology-lecture/”]

ポジティブ心理学を学ぶなら

先ほどお話したポジティブ心理学は、資格取得や多くの専門学校で定評のある「ヒューマンアカデミー」で学ぶというのもオススメです。

臨床心理学の研究は、基本的に「うつ病」や「神経症」などの「精神疾患」を持つ人を対象に「マイナス(日常生活に支障がある)から0」を目指していますが、ポジティブ心理学ではそれらの疾患を特に持たない人を対象に「0よりプラス(日々をよりよく生きる)」にするための知識を学びます。

資料請求(全4ページ)はイラストでわかりやすく解説されている上に、無料でできるので、どんなことを学ぶのかだけでも知っておきましょう!

「デジタルパンフレット」ならパソコンでもスマホでも住所登録不要で見られるのでオススメです。

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それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

日々の生活によりよいを

ノリ

コメント

  1. SHIn より:

    こんにちは。
    同じく心理学部に通っている大学三年生です。
    とても興味深い記事でした。
    そこで質問をしたいです。

    私は臨床心理士の資格を取りたくて大学院への進学を希望しています。
    しかし、もし大学院が受からなかった場合を考えて保険として就活をすべきか迷っています。

    4月から4年生なので、周りは就活をすでに始めていて、就活をするのは早い方がいいかなと思いつつも、院の勉強を進めたい気持ちもあります。

    実際、院を希望していても保険をかけて就活するケースが多いのでしょうか?
    分かる範囲で教えていただきたいです。

    • ノリ より:

      コメントありがとうございます。
      一番大切なのはあなたの大学のゼミの先生や事務室、キャリア支援課などで相談することです!それを踏まえた上で役に立つかはわかりませんが返信させていただきます。

      「院を希望していても保険をかけて就活するケースが多いのか知りたい」というご質問でした。
      結論から言うと、一般的には「逆に就職を希望していても保険をかけて院に進むケースも多い」です。これは心理学に限った話ではありません。
      たとえばあなたが今いる大学は受験で入学したものと思いますが、「大学受験に保険をかけて就活」しましたでしょうか?
      おそらくしていないと思います。
      大学へ行こうと決めたなら問題は「どの大学へ行くか」であり、「就活」は二の次だと私は思います。
      つまり大学院も、大学受験と同じように考えていただいて構わないわけです。
      実際周りに何人か院に進んだ人もいましたが、就活はほとんどしていませんでした。

      もちろんまだ迷いはあるかもしれません。
      でもその迷いは臨床心理士になる上で必要不可欠な考え方でもあります。
      資格を取りたいだけならあまり関係ないですが、自分の考え方やモノの見方に固執しない柔軟な姿勢は臨床心理士として働く上で役に立ちます。

      あとは最初に言ったように、ここではなく先生やキャリア支援の方に尋ねると良いでしょう。大学によって違いますし、自分が言うのも何ですがインターネットの情報は思ったよりあてになりません。
      それと金銭面での不安であれば一度ご家族に相談するのも良いかと思います。

      これで回答になったでしょうか!
      記事にコメントするくらいの覚悟があるなら心配はいりません。
      望む未来に進まれることを応援しています。

      • SHIn より:

        大変参考になりました!
        ありがとうございます。
        臨床心理士目指して頑張っていきたいと思います。

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