日本に蔓延する「年齢差別」という病

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こんにちは!ノリ(@halo_transcend)です。

今回は、「年齢差別」についてお話していきたいと思います。

こういう話ができるのもインターネットが発達して、誰もが自由に情報を発信できるようになったおかげです。

しかし、こういった話は明るくないですから、正直なところ、あまりしたくないというのもあります。悲しい情報の方が広まりやすいということもありますし。

ですが、この「年齢差別」という話は、年齢を数える以上、全ての人に当てはまる話になります。

さっそく見ていきましょう!

 

年齢差別とは

年齢差別とは、「エイジズム」と呼ばれることもあり、その意味は文字通り「年齢による差別」です。

例としては、

  • 就職での年齢制限
  • お年寄りが自分の年齢を理由に差別してしまう
  • 部活の先輩後輩の差別

などがあります。

この記事を見ているあなたも一度はこのような場面に遭遇したことがあると思います。

ひとつずづ、詳しくお話していきます。

 

労働場面での年齢差別

年齢差別と聞いて、まず私が思いついたのは「労働」についての差別です。

最近は「働き方改革」なるものをやっていますが、そこにはあまり年齢差別の話は出てきません。

しかし、これは非常に大きな問題だと思っています。

なぜかというと、1966年に制定された雇用対策法には、こんなことが書かれているからです。

事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められる場合(以下の場合)を除き、労働者の募集及び採用について、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。

外部リンク:雇用対策法 – e-Gov法令検索

上記からもわかる通り、法律で定められています。

私は専門家ではないのでよくわかりませんが、ほとんどの国民は専門家ではないのですから、きちんと素人にもわかるようにしてほしいですね。

次に、具体的に個々の場面で起こる年齢差別を見ていきます。

 

就職の年齢制限

就職するときに、まず履歴書で年齢や生年月日を聞かれますよね。

必要な情報でなければ聞かないはずですから、年齢や生年月日は必要ということなのでしょう。

ちなみに、アメリカでは年齢差別禁止法という法律に抵触するおそれがあるため、履歴書には年齢や生年月日、顔写真も載せないことがほとんどです。

顔写真は、見た目が老けているからそれを年齢と同じように差別することを禁止するということですね。

それに比べると、日本はまだ年齢や顔による採用がまかり通っていますから、由々しき事態なのかなと思います。

 

なぜ新卒に年齢制限が

就職活動をしていると雑草のように目にする「新卒」という言葉。

実は「新規卒業者」の略称みたいです。初めて知りました!

私が目にする企業の採用情報のほとんどは、この新卒採用を「大学卒業見込み」や、「専門学校卒業見込み」としています。

これは、学歴によるフィルターですから、まだ構わないとしても、新卒採用に年齢制限が設けられている場合があります。

または、浪人や留年をしていると、履歴書の時点ではじかれる場合もあるようです。

新規卒業者であれば全員新卒のはずですが、年齢を理由に不採用ということもあり得ます。

しかし、下のものを含む6つの例外に関しては年齢制限を設けてもいいことになっています。

長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合

こんな例外があるなら、これを理由になんでも年齢制限をしてもいいような気がしますが、新卒は3年間で3割が離職するという状況で、これはいかがなものかと思いますよね。

確かに、「同じ能力なら若い人を採用」というのはわかります。若い人の方が伸びしろがあるかもしれませんし、経験値が少ないので飲み込みがはやいかもしれません。

ですが、それらは全て推測でしかないということを知りましょう。

そうです。それが差別です。偏見です。

 

その他の例外

せっかくなので、その他の例外もみてみましょう。

  • 高年齢者の雇用の促進を目的として、特定の年齢以上の高年齢者(60歳以上の者に限る。)である労働者の募集及び採用を行うとき、又は特定の年齢の範囲に属する労働者の雇用を促進するため、当該特定の年齢の範囲に属する労働者の募集及び採用を行うとき(当該特定の年齢の範囲に属する労働者の雇用の促進に係る国の施策を活用しようとする場合に限る。)。

これはいわゆる逆差別というやつですね。アファーマティブアクションとも言います。現状年齢による差別が行われていることを考えると、このように逆に促進するというのも選択肢としてありかなと思います。

 

問題は次です。こちらの例外をご覧ください。

芸術又は芸能の分野における表現の真実性等を確保するために特定の年齢の範囲に属する労働者の募集及び採用を行うとき。

「真実性等」という謎ワード現る。

たとえば、漫画家の持ち込みは年齢ではじかれてしまうというウワサがあります。

理由は、「もういい年なんだからあきらめて普通の職に就きなさい」

こんなこと言われたら私は開いた口がふさがりませんよ。

「いい年」「普通の職」という理解しがたい言葉が出てきた時点で、信用できません。

それに加えて「真実性等」なんて言われてしまったら、たまったものではありません。

誰ですかこんな意味不明な言葉を考えたのは!そしてそれが年齢差別をしていい理由になるなんて。嗚呼無常。

追記:演劇舞台などで子役のために年齢制限を設けることが「表現の真実性」のようです。コメントしていただいた方、ありがとうございます!

 

大丈夫です。年齢を気にすることはありません。少なくとも私は気にしていません。

 

長くなってきましたので、次の例にうつります。

 

お年寄りに対する年齢差別

あなたは「お年寄り」という言葉から何を連想しますか?

  • 白髪
  • しわ
  • 猫背
  • にこやか
  • 杖をついてる

など、色々挙げられると思います。しかし、そのほとんどが外見的特徴だということに気が付きませんか?

なのに、巷では年齢による高齢者差別も多く行われています。

これは難しい問題です。

なぜかというと、高齢者自身が自分を差別している場合があるからです。

こちらの記事でもお話しましたが、年齢は気にする必要はありません。

しかし、自分を縛り付けてしまうのも事実。

「常識」という名の「無意識な洗脳」は、自分すら差別の対象にしてしまうのです。

 

いつからお年寄りなんだ!

そもそも、お年寄りの基準って何なんだって話ですよね。

高齢者の基準もあいまいです。

国連では60歳以上、WHOでは65歳以上ですし、前期高齢者、後期高齢者なんて言葉もあります。

しかし、それらに共通しているのは、「年齢」がものさしになっているという点です。

これは不思議です。労働場面でも当てはまることですが、定年退職というのもよくよく考えてみれば意味不明ですよね。

能力の衰えによる退職ならわかりますけど、一律で年齢によって退職させるなんて。元気な人もそうでない人もいるでしょうに。

余談ですが、元気な人は再雇用という形で再び低賃金で働くこともあるそうです。低賃金で。違法ですこれは。仕事が同じであれば同一賃金は守らなければいけません。

 

教育場面での年齢差別

さて、労働、高齢ときて、お次は教育です。これで全ての年代に関係ある話に説得力が増します。

教育というと、まず思いつくのが部活動。

最近の子がどうか知りませんが、私の小中の部活では割と上下関係がありましたね。

「たかが1年先に生まれたぐらいで偉そうに」と思っていた時期がありました。

3月生まれの先輩と4月生まれの後輩だったら1か月しか違わないじゃないですか。これはちょっと疑問でした。

1年生は球拾い、洗濯などの雑用みたいな。

これは年齢差別と言ってもいいのではないでしょうか。

私は雑用をするためにバスケ部に入ったわけではありません。あなたも他の運動部にせよ、そうだったと思います。

バスケの実力で区別されるならまだわかります。しかし、年齢というのは、考え方が古いのではないのでしょうか。

これらを全て否定するわけではありませんが、最近の相撲の問題もありましたし、がっちりした上下関係というのは、年齢も実力もなくなっていってほしいものです。

 

飛び級、落第がないのはなぜ

当たり前すぎて忘れているかもしれませんが、義務教育では、完全な年齢です。これを差別というくくりに入れていいのかわかりませんが。

成績がどれだけ高くても飛び級はありませんし、逆に悪くても落第することはありません。「私の学校はあった!」というのがあればコメントお願いします!

「成績悪いと卒業できないよ」なんて先生はおどすかもしれませんが、全くそのようなことはありません。

また、成績が優秀でも、飛び級することはできませんから、学習塾に通っていた友達も、成績が良くない人と同じクラスで学んでいました。

もちろん、それはそれでメリットはあります。

ですが、生涯学習や学びなおしが推奨されている現代で、同い年とずっと一緒にいるというのはむしろデメリットになると思っています。

そう考えると、年齢だけを理由に進級するのはむしろ差別を言わざるを得ません。

 

まとめ

ここまで、労働場面での差別、高齢者の差別などを見てきました。

ことさら貶めるつもりはありませんが、日本という国がいかに年齢差別を平然としているのかがおわかりいただけたかと思います。

差別をなくすことが難しいのは、それが差別だと気が付いていないからです。

声を上げるだけが重要だとは思いませんが、ひとりひとりが考えて、誰かと話し合うのと同じくらい大切だと思います。

ここまで声を上げておいて何ですが、私は「差別」という言葉が嫌いです。もっと呼びやすい言い方があればいいのになと思います。

<日本に蔓延する年齢差別という病なんてタイトルつけたくせに>

 

日々の生活によりよいを

ノリ

 

 

コメント

  1. エキゾチック命 より:

    はじめまして。読書に関する記事が面白くてざっとブログを読ませて頂きました。

    ただちょっと気になったのですが。
    漫画の持ち込みが年齢ではじかれる・・・ってどこの話ですか?
    私は今まで20社ほど持ち込みをしましたが、電話の予約で聞かれるのは名前と予定時間で、低年齢層の少年誌でも少女誌でも年齢って普通電話の時点では聞かれないし話す機会もほぼないですよ。
    漫画のバクマンで持ち込みした人が50歳くらいだと気づき「ついてないなー、電話の声は若く聞こえたのに」って問題編集の三浦さんがモノローグでいっていましたが、あんな感じです。

    持ち込んだ時に年齢がいっている漫画家志望者に対して嫌味をいう編集さんもいるとは聞きますが、多分持ち込んだ時のマナーが悪いか、かなり雑な原稿だったからそれと絡めて非難されたとかだと思います。

    漫画家デビューで年齢云々、っていう人って聞きかじった話を真に受けているか、せいぜい持ち込みを数回して大した量を描かずにへこんでいる人がネットで愚痴を言っているケースが殆どって気がします。あまり間に受けないほうがいいですよ。

    • ノリ より:

      コメントありがとうございます。
      面白いと言っていただけて何よりです!

      友人から聞いた話ですね…曖昧な情報で気を悪くさせてしまったら申し訳ありません。
      どちらかといえば当ブログで年齢についての話が出てくる「年齢を気にするのやめてもっと自由に生きようよ!というお話」という記事の話でした。

      勝手ながら、太字をなくし「そういうウワサもある」程度に訂正しますね!

      情報提供ありがとうございます!

  2. 通りすがりました より:

    こんにちは。前も確かこの記事を検索で見てその時はコメントもなかったので「よくわかってらっしゃる」と流してたのですが、今日見たコメントが気になりましたので。

    漫画家に年齢制限がある

    これ本当ですよ。
    なぜなら自分は漫画家ですから。大手で長年やってました。表面上は年齢制限はないと言ってますが大ウソです。

    いろいろあったのでしばらく仕事中断後、持ち込み営業をしました。大体どこでもすぐOKをもらって担当編集者と話が出来、連載を狙いましょうとなり編集会議に出すことになります。ところが、同時に出す作家紹介欄に「年齢」が必要だそうで(編集部による)。何回も落ちた時に若い誠実な担当編集者が怒って「もううちで出さないほうがいい、作品内容でない要素(年齢性別)で落としてるのが明らかだから!」といいました。

    いわゆる出張編集部でも(エントリーシートに年齢を書く欄があります)、「この年齢でwwwwプwwwこんなところに来るなよ」と大声で罵倒しまくり、キャリアを話し作品を見せると絶句、「えっとその…」

    年齢差別ありまくりですよ。

    また、以前漫画家の集まりでその話を出すと、ある40代の人が小説の賞に応募し内容を絶賛されたのに実際大賞をとったのは20歳くらいの人、理由を聞くと「内容はすばらしいが年齢」だそうでした。両方にあげればいいのに…

    出版業界が駄目になってるのは必然なんですよ。上にあげたところは全部その後売上が激減してます。

    なお、たぶん上記とはレーベルが違うでしょうが、小説は年齢制限が緩いところがあって、ある時期から40代の人もデビューしてますね。理由は編集さんも言ってましたが、文章と話を書ける若い人がいないからだそうです。

    最近はネットで作品を出す人も増えています。結構依頼が来ますよ。ネットだと年齢もわからないので内容で判断してくれます。今後定年後漫画家デビューする人もいたらいいと思いますね。

    長くなってすみません。事実をお伝えしたかったので。

    • ノリ より:

      コメントありがとうございます!
      大ウソですか…私は体験していないのでわかりませんが、年齢差別は表面的ではないからこそ、判断が難しいのかもしれませんね。

      「この年齢でこれはすごい!」も気づきにくいですが差別には違いないですからねぇ。素直に「すごい!」だけでいいのにとは思います。

      全ての出版社で年齢差別があるわけではないかもしれませんが、記憶しておきます。

      インターネットの活用はおっしゃる通りだと思います!年齢がわからなければ差別のしようがありませんからね。加えて、投稿サイトで力をつけてオファーをもらうなんて話もありますし、SNSで自らブランディングまで行なっている人もいます。
      定年後に限らずとも、いつでもどこでも気兼ねなく創作、発表ができる世の中にしたいですね!

      情報提供ありがとうございました!

  3. あとら より:

    「表現の真実性」というのは、映画やドラマなどで、子供の役を大人にやらせるのは見た目の問題上無理があるので子供のみを募集対象とするなどといった場面を想定しているのではないでしょうか?

    • ノリ より:

      コメントありがとうございます!

      なるほど!確かにその場合はやむを得ないですね。加筆しておきます。
      逆に言うと特定の場合だけOKで、それ以外はダメということになるのかな…

  4. まみむめる より:

    年齢差別って日本では当たり前なせいか平然として差別という自覚がない人が多いと思います。何歳には何歳の生き方、たかが年齢が違うだけであからさまに変わる態度、年相応の生き方ってなんだ?と感じます。日本には敷いたレールの上を歩かなければ社会から弾かれるという見えないプレッシャーがある。息苦しくて仕方がない。
    初対面の人などにあえて年齢を公表せずにその人の接し方を見たりしますが、年齢を知った後と、態度が変わる人が殆どです。本人の実力、人格などお構いなし。あなたいくつ?何してる人?学歴は?
    呆れますね。

    • ノリ より:

      コメントありがとうございます!
      ある程度は仕方ないのかもしれませんが、会う人ほとんどがそうだとうんざりしますよね。

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