こんにちは!ノリです。
先日誕生日を迎え、21歳になりました!年齢はあまり気にせず、自分のペースで成長していこうと思っています。
今回はその誕生日にちょっと関係する話です。
誕生日って多くの人にとって幸せな一日ですよね。誕生日ケーキを食べたり、プレゼントをもらったり。
中でも一番うれしいのはやはり他人からの言葉でしょう。
「誕生日おめでとう!」と言われるだけで「ああ、生きてていいんだ」という気持ちになります。ちょっと大げさですが。
誕生日が祝われるのはひとつには存在の肯定があると思うんです。ですがこの話は今は関係ないのでしません。
さて、誕生日を祝う言葉には様々な言い方がありますが、英語では「Many happy returns」という言い方があります。直訳すると「多くの幸せが返ってきますように」といった意味です。
なんだかいい言葉ですね。「ハッピーバースデー!」でもいいですが、「メニーハッピーリターンズ!」というとなんだか映画のタイトルみたいです。
ここで、記事のタイトルです。多くの幸せって何?
今回はそんなことについて考えていきます。
先に断っておきますが、私は幸せについての考え方は一貫して「幸せは目的や手段ではなく、どう感じるか」だと思っています。なので幸せを求めている方には申し訳ないですが求めないでということしかできません。
幸せはたくさんあるものなのか
そもそも幸せとは?
もちろん幸せの数は人それぞれだと思います。中身も人によって違うでしょう。
まずは、たくさんあるかどうかを考える前に、幸せが何か知らなければいけません。
辞書的には「運が良い」とか、「めぐりあわせ」とかそういう意味があります。でも、これは普段私たちが使っている「幸せ」とはちょっとずれているような気がします。
普通「幸せ」と日本語で言うとき、感謝の気持ちがそこには含まれていると思います。そして、目には見えず、実体も不確かなものです。
ちょっと話を逸らします。
あなたが「犬」という言葉を聞いてどんな「犬」を思い浮かべるかは知りませんが、「犬」というものが何を指すのかは理解できますし、「犬」を判別することができますよね。「猫」のことを「犬」と言うことは普通ありません。
しかし、「幸せ」の場合はちょっと特殊です。幸せというものが何を指すかは人それぞれですし、理解できないことも多いのです。
そもそも数えられるものなのかどうかもわかりません。だから「たくさんの幸せ」が余計にわからなくなります。
たくさんとは種類なのか量なのか
「たくさんの幸せ」と言った場合、幸せにたくさんの種類があるのか、幸せそのものが量的に多いのかがぱっとわかりません。
たとえば、「たくさんの飲み物」といわれたとき、様々な種類の飲み物があるのか、一種類の飲み物がたくさんあるのかはわからないわけです。
一体何がたくさんなのかはっきりさせる必要があると思います。
とりあえずここでは、幸せそのものがたくさんあるということにしましょう。
幸せは、感じるもの
幸せには実体がなく、目に見えないものです。そして、何を幸せと感じるかは人それぞれです。
幸せは感じるものなのです。決して手に入れられるものではありません。そのため、幸せはたくさん持つものではなく、たくさん感じるものなのです。
小さな幸せとか大きな幸せとか言いますから、幸せにも大小があるのでしょう。
つまり、その人が強く幸せと感じたらそれはたくさんの幸せということになります。
returnsも考える
せっかくなのでたくさんの幸せとともに、returnsも考えていきます。
戻ってくるという意味合いですが、幸せが戻ってくるとは一体どういうことでしょうか。
先ほど「幸せは感じるものだ」と言ったことと照らし合わせると、幸せと感じなくなって、再び幸せだと感じたということでしょうか。これはつまり、「気づいた」ということになります。
幸せに再び気づくということ
幸せはどこにでも転がっています。あなたがそれを感じないだけで本当にいつでもどこでも思えば存在すると私は思っています。
逆に言うと、幸せだと思わないところに幸せはないのです。当たり前ですが。
でも、悲しいと思わないところに悲しみはないというのは同じようで違います。実際は悲しい場合もありますから。
幸せと思っているところに幸せがあり、思わないところにはないということを踏まえると、この「returns」というのはもう一度幸せと思えた、気づいたということでしょう。
普段から意識しないと幸せには気づきにくいですよね。
失ってわかる大切さとか言いますが、失う前に大切にしたいものです。
先ほどは幸せには感謝の気持ちが含まれていると言いました。
多くの幸せとは、たくさんの感謝によって成り立ちます。すると、Many happy returnsという表現は、幸せに気づいて、それに喜べるようにというメッセージにも聞こえてきます。
感謝と幸せ
ここにきてようやくですが、感謝と幸せについて考えます。
感謝とは、「ありがとう」と言うことです。ありがとうという言葉は「有難い」から来ていると言われています。珍しいということです。でも、普段はそんな珍しいだなんて考えずに、すっと「ありがとう」と言えますよね。
幸せも同じだと思うのです。辞書の意味でいうと、「運の良さ」とありましたが、これに違和感があったのは、実際の運の良さではなく、運が良い=有難いと気がつけるかどうかなのです。
だから戻ってくるのです。幸せはそこにあります。ありがたいこともそこにあります。そこに気づいて、取り戻すのが大切なのです。
誕生日に言う言葉にこんな深い意味があったなんて……。私が勝手に深くしただけですか。
まとめ
定義が難しい幸せですが、ここでは個人の幸せについて、Many happy returnsという英語表現から考えてみました。
幸せとは探しにいくものではなく、もとからあって戻ってくるもの。有難さに気づいて感謝することが幸せになるということです。
ぜひ幸せを単に追い求めるのではなく、気づくことを意識してみてはいかがでしょうか。
ほら、ここにもこの記事と出会えたという幸せが……あるのかな??
日々の生活によりよいを
ノリ
コメント
中高の英語の教員です。
many happy returns、日本語にしにくいなあと思い、中学生にわかりやすそうな和訳を探して検索してる途中でこちらにたどり着きました。
この文章を拝読いたしましたところ、
many happyを「多くの幸せ」とhappyを「幸せ」という名詞ととらえて主語とし、
returnsを動詞ととらえているように思いました。
*「幸せ」という名詞は、happinessです。
*returnsを動詞とすると、3人称単数現在のsがついたかたちですが、manyのついた主語は複数扱いなので、3人称単数現在のsはつきません。
*manyは数えられる名詞の前に置かれ、後ろには複数名詞が来ます。
(例 many stars many books many times )
many happy returnsのmanyは、直接的にはreturnsという名詞につながるのではないでしょうか?
happyも形容詞であり、「多くのhappy returns」というかたまりと思われます。
https://eow.alc.co.jp/search?q=return
こちらの辞書サイトでも、以下のように
returnの名詞の項目に例文として掲載されています。
「4 再び現れること、回帰、再来、再発
・Many happy returns of the day! : きょうの良き日が何度も巡って来ますように!◆誕生日の挨拶。」
他のサイトでも、「多くの幸せが・・・」のように書かれているものも見かけましたので、ひょっとしたら私の方の勘違いかもしれません。
私自身もreturns(回帰)という名詞が、「誕生日というこの日が幾久しく何度も繰り返されること」ということなんだろうなぁ、と思いつつ、確信を持てていない状態です。
また、書かれている文章の内容は直接英語のお話ではないので、望まれない指摘かとは思いましたが、念のためお送りいたします。
コメントありがとうございます!
確かにご指摘の通りですね。ありがとうございます。丁寧なご説明いたみいります。
謹んで訂正を…と言いたいところですが、記事自体が私にとって古いものである点と、ご指摘そのままがあまりに素晴らしすぎる点を考慮して、そのままとさせていただきます。
検索で同じようにたどり着いた方がどうかこのコメント欄まで読まれることを願っています!
丁寧にありがとうございます。
お会いしたこともない方に対しての、不躾で本筋と関係ない指摘でしたので、
ご気分を害されるかもと心配しながらでした、、、
だいぶ前に書かれたものとのことで、ビックリもされたと思います。
いろいろとあるネットのやりとりで、
こちらの記事と返信に出会うことができて幸せな気分になれました。
電車の中での見ず知らずの方とのやり取りで
少し心温まるような、、、