こんにちは!ノリです。
今日も私はブログの毎日更新を継続しているわけですが、考えてから行動するというスタイルは変わっていません。
「悩む時間」と検索すると、一番初めに出てくるキーワード候補が「無駄」です。実際に検索してみると悩む時間は無駄だという意見の記事が多く見られます。
しかし、悩む時間は本当に無駄なのでしょうか。
一般的には「考えながら行動する」ことが良しとされてい考えてから行動することは理にかなっているますが、考えることと行動することは同時にすることはできません。だからのです。その話についてはこの記事でもお話しました。
考えてから行動して、行動してから考えるのもわるくないんじゃない?
悩んで行動しない時間は一見すると無駄に見えるかもしれませんが、私は全然そんなことはないと思っています。今回はその話をします。
この話は、「悩みすぎてしまうことにつらさを感じている人」や、「悩みを抱えている人にアドバイスをしたいと考えている人」に向けています。
それではさっそく本題に入りましょう!
悩む時間はなぜ無駄じゃないと言えるのか
まずは、悩む時間が無駄じゃないと思う理由をいくつかお話したいと思います。このブログでは何度も話をしていますが、考えることが大切ではない理由はありません。悩むことと考えることは少し違いますが、自分との対話という面で同じです。
大きく分けて、悩む時間を無駄だと感じる理由は3つあると考えました。それは
- もっとはやく行動したら良かったという後悔
- 悩まなくても結果が同じだったという無為
- 悩むことによって心身が悪化したという病理
この3つです。下にいくにつれてだんだんひどくなっていきます。多くの人が悩む時間と聞いて想像するのはこの3つのうちのいずれかではないでしょうか。それではこれからその理由をひとつずつ見てみます。
もっと早く行動すれば……
これは無駄というよりは後悔に近いですね。例えば、「買おうか悩んでいたゲームソフトを、もうちょっと値段が下がったら買おうと思っていたら売り切れてしまった」とか、「仕事を辞めたいと悩んでいたらますます辞められなくなるのに、辞めたくなる気持ちも強くなった」などが挙げられます。
この場合はもちろん無駄ではありません。なぜかというと、買おうか悩むほどのゲームソフトが買えなかっただけの話であり、仕事について悩むことは自分と向き合うことになるからです。
逆に、悩むというのはそれなりの理由があるはずなので、むしろ悩めた自分を褒めるくらいでいいと思います。
もしこの時間を無駄だと考えるなら、何でもすぐに決断して、後から考える人間になりますよね。別にそういう人がいることは歓迎なのですが、一方でそういう決めるということが苦手な人もいます。そんな人に「悩むだけ無駄」なんて言うのは失礼というか、かわいそうというか、なんだかひどいとは思いませんか?
自分が決断できるからって他人もできるとは限りません。もちろんこの言葉がアドバイスになる場合もありますが、それはその人が元から決断が決まっていた場合です。
よくあるのが「この服とこの服どっちがいいかなぁ」という質問です。大抵自分の中である程度決まっていて、でもちょっと不安だから念のため聞いておくという感じだと思います。この場合は「悩んでいいんだよ」なんて言わずに「こっちがいいよ」とはっきり言ってあげればいいと思います。でもこれは結論が既に出ているので悩みとはあまり言えないかもしれませんね。
悩まなくてもよかった……
悩まなくても結果が同じだったということはよくあります。
たとえば、「自分で試行錯誤しなくても本を読めば同じことが書いてあった」とか、「じゃんけんで出す手を長時間考える」などが挙げられます。
この場合は悩んでも悩まなくても同じ=無駄だと考えるので、一番悩む時間は無駄に近いかもしれませんね。
でも、結果は同じかもしれませんが、過程は同じじゃないというところに注目する必要があります。似たようなことを言っているイチローのこんな言葉があります。
無駄な事って結局無駄じゃないっていう言葉が大好き。今やってる事が無駄だと思ってやってるわけじゃないですよ。
無駄に僕は飛びついているわけじゃないですけど、後から思うと無駄だったという事はすごく大事なこと。だから合理的な考え方ってすごく嫌いなんです。
遠回りすることが一番近道だと信じて今もやっています。 ―イチロー
確かに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉はありますし、加速する現代においてこの考え方はなじまないのかもしれません。
しかし、だからこそ自分で必要だと思うことをやってみて、失敗するということもまた大切なんじゃないかって思います。
人間いたるところで失敗しますし、それが普通です。悩む前から無駄だと思っているならそれはちょっともったいない話ですが、今悩んでいる人はぜひ「今の自分には必要なことだ」と思って思う存分悩んでください。
逆に言うと、自分で無駄だと考えたときに無駄になってしまうのです。本当は無駄じゃなくても、自分の中では無駄だという扱いになってしまい、上手に生かすことができません。
だからせめて無駄と考える自分は無駄じゃないと思った方がよさそうです。じゃないと路頭に迷いますから。
悩んだら悪化した……
最後は、悩むことによって悪化したという場合です。これは行動しなかったことで悪い結果になってしまったということで、多くの場合「葛藤」があると思います。
たとえば、「お金がほしいけどバイトはいやだ」とか、「遊びたいけど休みもしたい」とか、「大学行きたくないけど家にもいたくない」などがあります。
この場合は長時間悩むことで心身に悪影響が出る恐れがあります。
そんなときに「悩む時間は無駄」なんて追い討ちをかけられたらたまったもんじゃありません。こっちはどちらにしような選べないから悩んでいるのに、選べなんて言われて簡単にはできません。
これは、考えてしまう人ならではのことなのかもしれません。悩まない人というのは自分ができることをわかっているか、単に考えないだけかのどちらかだと思います。
そこで、悩んだときに単に考えない方向へいってほしくないのです。自分が変えられることと変えられないことをきちっと認識して、できることをやっていくというのが一番のアドバイスです。これは最近注目されているアドラー心理学にも通じる話ですが、その話はまた今度します。
確かに悩んでいるときはつらく、大変なこともあるかもしれませんが、そのこと自体には意味があります。
もちろん早く回復するにこしたことはありませんが、悪い循環は良い循環に変えられる力を秘めているので、ぜひ良い循環にしていきましょう!その話もいずれします。
まとめ
悩むことは無駄じゃありません。無駄とか無駄じゃないとか、効率的とか、コスパとか、そういう合理的な考え方は大事なときもありますが、精神においてはむしろ足かせになることも多いです。
悩む人は大いに悩んでください。できれば他の人に話すのがいいと思います。考えられることってすばらしいですよ!悩んでいる人はその気持ちをぜひ大事にして、前に進んでいきましょう!
日々の生活によりよいを
ノリ
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