こんにちは!ノリ(@halo_transcend)です。
最近自分の書いたブログ記事を読み返してみると、「うわぁ」と思うことが結構あります。具体的には、
- なんとなく何を言っているのかよくわからない
- 話と話がつながっていない
- あまり最後まで読みたいとは思わない。
ということです。あなたもこのような記事に出会ったことはありませんか?またはこれに当てはまる記事を自分で書いてしまってはいませんか?
もしそうだとしたら、文章の構成力に問題があるのだと思います。
この文章の構成力に才能は関係ありません。つまり、単純な知識として身につけることができます。センスも必要ありません。
そしてその文章の構成力をどこで身につけるのかというと……。
新聞です。
新聞の構成を学ぶことで飛躍的に上昇させることができます。
ということで今回は、「新聞から文章の構成力」を学んでいこうと思います。
時間のない方のためにひとことで説明すると、「逆三角形」のように、大事なことから順番に話すということです。
それではさっそく詳しくお話していきます。
新聞の構成から学ぼう!
新聞は逆三角形でできている
私たちが文章を読むときは、雑誌、実用書などの本だと思います。それに加えて、物語などの小説もありますね。
この小説は、たいていの場合「起承転結」にそって書かれています。
まず始まりがあって、そこから当然のよう(順当)に話が広がっていって、一回方向転換があって、そこから当然のように終わるというものです。
物語の一番のクライマックスは最後の方にあることが多く、私たちがブログ記事や発表をするときも、ついこれと同じことをしてしまいがちです。
ところで、新聞はどのような人が読むかというと、「情報を得たい人」です。この人たちはできるだけすばやく情報を得たいので、最後まで読まなければ中身がわからないのでは困るのです。
そのために、新聞には見出しがありますよね。ブログにもあります。
それは、まず一番大切なことを伝えて、詳細は後で話すということです。これを、「逆三角形の構成」と言います。
物語でも、まず手に取って読んでもらうために、つかみが大事と言われています。が、その話は別の記事でしたいと思います。
トピックセンテンス
これは新聞に限らず言えることですが、文章には「。←まる(句点)」でおわっている文以外にも、複数の文が集まった段落というまとまりがあります。
その段落では中身がまとまっていて、意味が通ってなければいけません。同じ段落でも話があっちこっちに行ったり、急に違う話がはじまったらいやですよね。
段落には大きなものから小さいものまであって、これを見出しで区切っていきます。
これらひとつひとつの段落の中で、言いたいことはそれぞれひとつに絞らなければいけません。それが、トピックセンテンスです。
ひとつの段落にひとつのトピックセンテンスです。これは新聞や論文では当たり前のように使われている基本技術で、これをしないとわけがわからなくなります。
主語や目的語を省略しない
いきなり「車です」とか「運んでいい?」とか言われてもわからないように、文章でも主語や目的語がはなれてしまったらもう一度出してあげるのが大事(これトピックセンテンス)です。
でないと何のことを言っているのか全くわかりませんし、読者が混乱してしまいます。
別に全部につけろというわけではないですが、新聞ではニュースの字幕でかっこがつくようなところは全てちゃんと書いてあります。
今さらっと流しましたが、先ほどの文章も省略しないなら「(私は)別に(目的語を)全部つけろというわけではないですが」ということです。
ここまでやるとさすがに長ったらしいですが、これら主語や目的語が極点に少ないと、話がややこしくなります。
だから、つける場所にはきちんと主語や目的語をつけてあげることが大切です。
具体的に実践していこう!
先に見出しをつける
まずは、見出しのつけ方を新聞から学びましょう。
大きな見出しは大事だということがすぐにわかりますよね。ブログでも見出し機能はありますから、有効活用しない手はありません。
文章を書いてから見出しをつけるのもアリですが、私は見出しをつけてから文章を書くことをオススメします。
なぜかというと、先に文章を書くと話がまとまっていなくて、加筆・修正に手間がかかることが多いからです。
インタビューでも事前に聞くことが決まっている場合が多いですし、何も聞くことを考えずに対談するというのはおかしな話だと思います。
ブログも同じで、事前に何を書くか大体は決めておかないと話が変な方向に進んでしまいます。
だから、ぜひ見出しを先にしましょう!
大事なことはすぐ話す!すぐ!
ブログを実に来てくれる人には、純粋に読み物として楽しんでいる人もいれば、なんとなく見ている人もいます。その中でも、最も多いのは、「情報を得たくて」訪れた人ではないでしょうか。
その人たちにはだらだらせずにいちはやく情報を届けなければいけません。よって、記事の中身はだいたい最初の方で全て言うことです。それが、逆三角形の構成です。
もちろん、「ブログですから堅苦しい構成にこだわらずやりたい!」という方は無視していただいて構いませんが、やはり基本を抑えておくというのは大事だと思います。
なにより、これは知っていればできることなので、才能が必要ないところがポイントです。
私は以前の記事でランキング形式の記事を何回か作りましたが、今見直してみると最下位から順番に紹介して、「1位」が最後に来ていたんです。
読者が気になるのは「1位」です。興味のある人だけ続きを読めばいいのですから、興味のない5位くらいから紹介されても困ります。
好みによるとは思いますが、私は1位から順番に紹介されていた方が安心しますね。
一度自分で両方試してみて、読みやすい方を採用するといいと思います。
おまけ:広告は後につける!
これはおまけですが、ブログで広告をつけている場合は、文章のはじめでも中でもなくおわりにつけると良いと思います。
なぜかというと、単純に邪魔だからです。収益が高いかもしれませんが、読者は広告ではなく記事を読みに来ているということを忘れないようにしましょう。
新聞でも、広告欄は一番下にあることが多いですし、邪魔にならないようになっています。
そういった新聞の細かい配慮も学べることが多いかもしれません。
まとめ
文章の構成力は誰でも上げることができます。それは、知っていて、できるか、できないかの話です。
今回は新聞から学ぶということで紹介しましたが、他にも良い文章はたくさんありますし、状況によって良い文章は異なることに気をつけてください!
新聞はあくまでも基礎です。そこから外れるのは自由ですが、まず基礎を学ぶことはあなたの文章の構成を良くするために決して悪くははたらかないでしょう。
日々の生活によりよいを
ノリ
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