個人のゲームレビュー記事・サイトには何が求められているのか

ゲーム学

こんにちは!ノリ(@halo_transcend)です。

私は「日々の生活によりよい」というテーマで様々な角度からブログ「ノリトラス」を運営しています。

ゲームレビューもその一つで、ゲームの感想を自分の言葉でまとめていました。

その時の仕様は、

システム、音楽、グラフィック、ストーリー、遊びやすさ、総合の6項目を各10点満点で評価していました。

この記事を書くつい3か月前は、ゲームカテゴリーを2つに分け、未購入層に向けた「ざっくりゲームレビュー」と既に購入した人に向けた「がっつりゲームから学ぶ」に分離させました。

[link url=”https://noritlas.com/contents201802/”]

 

ですが、最近になって私は思いました。

「これ……需要あるのかな?」

現在このブログでよく読まれているゲーム記事は、NBA2k18と2DSLLで8割を占めます。

その他のゲームレビューは埋もれてしまって、ほとんど見られていません。

別に見られてないという事実はいいんです。

何が悲しいって、

「自分が読んでもあまり面白くなかった」

これに尽きます。

自分が楽しめない記事で人様に満足してもらうことなどできるはずもありません。少なくとも私にはできません!

ですが、満足できる記事って何でしょう。

一体個人がどのようにゲームの面白さを伝えたり、他にない付加価値を生み出したらいいのでしょう?

ということで、今回は「個人が運営、投稿するゲーム記事には何が求められているのか」を考察してきたいと思います!

私のゲーム記事をどうしたらいいか考えるついでに。

 

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ゲーム記事の現状

ゲーム記事の定義

私は何事も最初に定義しなければ気が済まない人間です。

というか、リアルタイムの会話じゃないのですから、お互い言葉を異なる意味で使っていてはまともに意思疎通ができませんよね。

ということで「ゲーム記事」が一体何を指すのか最初にお話します。

私の思う「ゲーム記事」とは、

  • ゲームソフト一本のレビュー
  • ゲーム体験日記や思い出語り
  • おすすめゲーム紹介
  • ゲームの考察記事
  • 最新ゲーム情報とその感想
  • ゲーム攻略記事

などのゲームに関係する記事のことを指します。

ゲーム記事といっても、多種多様なことがお分かりいただけるかと思います。

今後はこれらをゲーム記事として話を進めていきます。

 

ゲーム記事の敵はゲーム!?

人々は科学の進歩によってできた時間を、どのように使うかを考えなければいけません。

ゲーム業界、健康業界、テレビ業界など、様々な業界がこの余暇時間をいかに使ってもらうかをめぐって激闘が繰り広げられています。

まさに「余暇戦争」と言ってもいいでしょう。

TwitterやInstagramを眺めるもよし、YouTubeや AbemaTVで動画を視聴するもよし、ダイエットや筋トレをするもよし、何をするのも自由です。

もっと言えば、消費するばかりではありません。ゲームを作ったって良いですし、動画を配信してもいいんです。

そんな中で、ゲーム記事はこの壮絶な余暇戦争にいかにして割り込むことができるのかという問題は避けて通れません。

そして、この問題は困難を極めます。

まず単純に、ゲームは本人がやるものですよね。ゲームのプレイ時間より攻略や考察を見ている時間の方が長いというのはあまり多くないと思います。

特殊な人でなければ、ゲームをしている時間の方がゲーム記事に使う時間より長いのが当然なんです。

というわけで、強引かもしれませんが、「ゲームそのもの>ゲーム記事」が成り立ちます。

これは大問題です。なぜかというと、「ゲーム記事が見られる時間を確保するには、見る人がゲームをあまりしていない方が助かる」

というおかしな事態になってしまっているからです。

そして、これをおかしくないと判断したとしても、次なる強敵がいるのです。

 

実況よ、お前も歯向かうつもりか

ゲーム記事の現状に目を背ける参考画像

「ゲーム記事が見られる時間を確保するには、見る人がゲームをあまりしていない方が助かる」

大切なので繰り返しました!

この問題を問題として受け止めなかったとすると、それはつまり今や動画における一大コンテンツとなった「ゲーム実況」の土俵に上がることになります。

ゲーム実況には配信、ゆっくり、Vtuber、字幕実況も含みます。

純粋にプレイが上手、トークで面白さがあるなど、エンターテイメントとしてだけではなく、攻略やプレイの参考としても人気のあるゲーム実況。

これらは、「見る人があまりゲームをしていない方が助かる」と堂々と言えます。

みんながめちゃくちゃゲームをプレイしていて、上手でもあれば配信者は立場を失ってしまうかもしれません。

ゲームは題材で、配信者のトークやリアクションで盛り上げるタイプの動画に対しては、視聴者がゲームの内容やプレイに関して細かく知っている必要はありません。

そんな中で、ゲーム記事はいかなる立場に立つのかというのは考える必要があると思います。

動画の方が実際のプレイで分かりやすいですし、感想にしてもゲームの雰囲気が伝わりやすいです。

ですが、ここに追い打ちのように次なる強敵が出現します。

これはゲーム記事内部での話で、「個人のゲーム記事」を脅かすかもしれない存在の話です。

 

大手ゲームサイトよ。いじめないでくれ

ゲーム記事というただでさえ健康やライフスタイルと比べて規模が小さい市場において、圧倒的な規模を誇るのが大手ゲームサイト、攻略wiki、まとめサイトです。

例えばこれらのサイトです。本当にすごいです。

[link url=”http://www.4gamer.net/”] [link url=”https://www26.atwiki.jp/gcmatome/”]

[link url=”https://game8.jp/”]

これらのサイトに対して、個人で勝負を挑む方が愚かです。

いじめられているわけではありませんが、生半可な攻略やレビュー記事ではこれらの大手サイトに簡単に埋もれてしまいます。

 

ここまでで、いかにゲーム記事に困難があるのかお分かりいただけたかと思います。

ですが、ゲーム記事には他にないメリットも多いですし、個人がやるゲーム記事となると無限の可能性を持っているとさえ言えます。

遅くなりましたがここからが本題です。個人のゲーム記事に何が求められているのか、これから個人のゲーム記事はどのようにしていけばいいかと考察していきます。

 

ゲーム記事のメリット

読む速度を調整できる

ゲーム実況となると、動画を最後までみないとわからなかったり、配信だと時間の都合で最初から最後まで見られないかもしれません。

その点、ゲーム記事は読者の好きなペースで読むことができるので、時間がある方はゆっくり、ない方はさっと流し読みみたいな使い方ができます。

目次があるゲーム記事であれば、すぐに目的の場所に移動できるのでさらに良いかと思います。

 

ほどよいボリューム

Twitterでは少しものたりないという人も、大手ゲームサイトだと濃すぎるという人も、個人のゲーム記事は最適な選択肢になります。

短すぎず、長すぎず、ほどよいボリュームで読むことができます。

これは、ゲームを購入しようか迷っている人、どんなゲームか知りたい人、既に遊んだ人など、誰でも対象にすることができるので、先ほどの好きなペースと併せると、より効果的なゲーム記事を作ることもできます。

 

コンタクトの取りやすさ

読者が自分の好みのレビュー方法をしている人を見つけることができれば、簡単にコンタクトを取ることもできます。

ターゲットを絞り込むこともできます。ゲームそのものに加えて、レビューをする人も好きになるというのは、ゲーム実況から大いに学べるところがあるかと思います。

現状、個人のゲーム記事は規模がそれほど大きいとは言えないので(私が知らないだけかもしれませんが)固定ファンを取り込むというのも戦略の一つだと思います!

また、ゲーム実況だと動画に対してコメント(文章)になってしまいますが、ゲーム記事だとレビュー・感想(文章)に対してコメント(文書)になるので、同じ立場からコミュニケーションをとることができます。

 

個人ならではのブランディング

せっかく個人のゲーム記事を読むなら、他の誰にも書けないオリジナリティのある記事というのが読者の求めることです。

書き手からすると、個人ならではのブランディングができるのも大きいメリットだと思います。

例えばサイトのデザインを凝ってみたり、テーマを決めて投稿してみたりです。

鋭い考察をするのも良いですし、ざっくりわかりやすくを心がけるのもいいかもしれません。

自分の味が出せるのが個人のゲーム記事の魅力であり、読者もそれを求めています。

 

私が採用するゲーム記事テンプレート

一通り(個人の)ゲーム記事のメリットについてお話したところで、私が今後使っていくゲーム記事テンプレートをまとめたいと思います。

 

点数評価はもうやめだ!

点数評価のイメージ画像

多くのレビューや感想記事で使われている「点数評価、星評価」をやめます!!

ゲームに対する評価はもちろん大事かもしれませんが、読者は数字で買ったり買うのをやめたりしない!!

確かに既に購入した読者が評価を見て高い評価であれば「自分と同じ意見だ」と少しうれしい気持ちになるかもしれませんが、その少しのメリットのために大きな犠牲を払う必要はないと思います。

数字や星で評価するというのは、他の人のレビューなどもあってはじめて役に立つと思います。

例えばAmazonレビューで1件しかレビューがないとしたら、星の数と感想の中身どっちを大事にするかっていう話です。

個人のゲーム記事では大切なのは数字ではなく中身です、

ということで、以前まで10点満点で評価していた部分を全て廃止します!

数字は客観的にレビューするためのものであり、個人が数字を使っても何の参考にもなりません。

よっぽどソムリエやカリスマかファンが多い人でなければ、数字に頼らずとも十分な評価はできます。

というか、数字に頼ることこそ楽をして質の高い評価ができないのではないのでしょうか。

 

ネタバレはきちんと注意書きをしつつ、1つの記事で

ざっくりとわかりやすいゲーム紹介は大事です。

しかし、既プレイヤーが語り合いたい気持ちを持ってゲームタイトルで検索をかける場合も多いと思います。

両方の読み手に応えるために、ネタバレは注意書きをしつつ、1つの記事にまとめます。

なぜ1つの記事にまとめるのかというと、読む人はできる限りリンクを飛ぶ回数を少なくしたいからです。

現代の私たちは、「余暇時間」はあるくせに、基本的にめんどくさがりです。

むしろ、めんどくさがりゆえに楽をする方向にいき、その結果「余暇時間」を生み出したとも言えます。

そんなめんどくさがりな私たち、特に私は記事の「続きを読む」が気に入りません。

記事が5ページにもわたっているなど言語道断。スマホ向けに使いやすくしているつもりでしょうが、使いづらいです。

いちいちページを読み込まなければいけないですし、5ページあるとそれだけで1ページ読めるくらいの時間がかかってしまいます。

ゲーム記事でもそれは同じで、わざわざ別の記事にしなくても、同じタイトルなら1つの記事でなるべく完結させよう!と思った結果、1つの記事にまとめることにしました。

これをすることにより、ゲーム記事を読んでゲームを買って、再び同じ記事のネタバレをみつつ、一緒にいるかのような感覚を味わう

ということができたらいいなと思っています。

 

レビューしてほしいゲームの募集

実況ではよくある「してほしいゲームリクエスト」をゲーム記事でもやります!

無料だとやりやすいですが、有料でも検討します。

「このゲームをもっと世の中に広めたい」という気持ちを持っている人は少なくないはず。

 

プレゼント企画の開催

今はまだ規模が大きくないので誰も応募が来なかったらと思ってはじめていませんが、プレゼント企画もいずれ始める予定です。

レビューしたゲームをそのままプレゼントしちゃおう!という話で、記事でもたくさん語った私の思い出のデータ付きであげれば付加価値をつけることができるんじゃないかと思っています!

もちろんフリーゲームやオンラインゲームもやっていきますが、カセットがあるのはプレゼントできるというメリットがありますから、利用しない手はありませんね!

やるときはTwitterでも告知をする予定です。

何か応援・励まし、感想、提案・要望などあればお気軽にこの記事のコメント欄、もしくはメールでのお問い合わせ、Twitterにてよろしくお願いします!

 

コラボ企画の開催

対談形式でゲームについて語るのもいいですね!

私はゲーム記事一本でやっているわけではないので、なかなかその筋の人と関わりが薄いですが、私はいつでもウェルカムです!

「ゲームをしている時間は無駄じゃない!」「ゲームが人生を良く変えた」「あのゲームが自分をダメにした笑」等色んなテーマで話せたらいいなと思います。

何も同じゲームをしたことがなくても、ゲームをしているというだけでつながりは持てるはず。

わかりませんが……。

 

まとめ

現状、ゲーム記事の規模は縮小傾向にあると考えられます。

逆に規模が大きくなっても、読み手を取り合うという結果になりかねないのでどうなったら良いのかは正直私もわかりません。

でも、個人で生み出したものを個人が消費するというのは、今の時代の新しい流れなのかもしれません。

これからもゲームを人生の糧にして、楽しんでいこうと思います!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

日々の生活によりよいを

ノリ

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