こんにちは!過去を生かし、未来を見据え、今を生きるを意識して取り組んでいる「ノリ」です!
最近の技術の進歩はめざましいですね。
SFの世界にいつなってもおかしくない成長のはやさです。
今話題になっていることで多いものは、「AI(人工知能)が仕事を奪う」だとか、「ベーシックインカムが導入されれば働く必要がなくなる」といったものです。
その中で叫ばれているのが、「好きなことを仕事に」という言葉です。
上手くリンクが貼れなかったので紹介はしませんが、検索すればいくらでもでてきます。
好きなことを仕事にしないとロボットに仕事を奪われるとか。
しかし、検索の上位にくるものには、成功する人と失敗する人の違いや、好きなことを仕事にするべきではないといった意見もあります。
そこで今回はこれらの意見も考慮に入れつつ、仕事にしないという選択肢について話をしていきます。
私の結論は、「考えることよりも行動に重きを置く方がいいし、最初のうちは稼ぐことを意識しないで、楽しくなるようにした方がいい」です。
現時点で何もやっていないと感じているならこの記事を読むのは後にして今すぐ行動するのが吉です。
少しは何かやっているけど不安が残るという方は先にお進みください。
ではなぜその結論になったかのお話も含めて、説明していきます。
好きなこととは
まずはじめに定義を決めます。この記事でいう「好きなこと」とは、「やっていて楽しいこと、文字通り好きなことだけどその内容は問わない」とします。
そして、「成功」は、「自分が満足できるだけ、または最低限の生活ができるほどの収入を得ること、または売れること」とします。
「仕事」は、特別言ってないない場合は「収入を得るための本業」のことをいいます。
言葉の使い方で誤解が生じると面倒なことになるので先に定義を決めておきました。
好きなことで成功する前に立ちはだかる3つの壁
好きなこと=好きなこと?
いきなりですが、好きなことが本当に好きなことか考えなくてはいけません。
好きの強さが強くなければ同じことで周りと闘えませんし、成長することもありません。
本当に好きなこととは、それが仕事になるかどうかはどうでもよく、していること自体が幸せなものです。
それに、好きなことといっても、その中にあまり好きではないこともあるでしょう。
私は本を読むのは好きでも、日本のハードカバーはあまり好きではありません。
本を読むことを仕事にしたければ、様々な分野の本も読まなければいけません。当然楽しくない本も、つまらない本も丁寧に書評を行う必要があります。
私にはそれができませんし、する気もあまりありません。
だから趣味なのです。
好きなこと=供給?
第二の壁は、好きなことがメジャーであるかマイナーであるかどうかです。
たとえば、好きなことがあやとりだった場合、あやとりが仕事になることはほとんどありません。マイナーすぎて誰にも見向きされないかもしれません。
これじゃあやとりを好きな人に失礼じゃないかと思うかもしれませんが、あやとりを真剣に仕事にしようと思っているならあやとりを極めるだけでなく、売る方法も考えなくてはいけないため、このようなことを言われても気にしないでしょう。
それとは反対に、絵を描くことが好きという人の場合、仕事にすることはできるかもしれませんが、絵を描くことが好きな人は世界中に数え切れないほどいるので、それらと闘う必要があります。そして、本当に成功するのは一握りで、大多数の人が趣味として闘わない道を選んだり、低賃金で働いたりしています。
これら二つのことから、メジャーすぎてもマイナーすぎても狭き門ということになります。どちらにせよ、好きなことをしているだけでは次の壁でつまってしまいます。
好きなこと=需要?
好きなことを仕事にの最後の壁は需要です。
たとえ自分が好きなことでも、誰にも見向きされなかったらかなしいですし、そもそも商売になりません。
逆に需要があるところに供給するということは、ひとつの作戦だと思います。多くの企業もそのようなことをしているうでしょうし、顧客目線に立って考えるというのいうのはビジネスの基本です。
しかし、それは儲けたい、稼ぎたいならの話です。
そうでないならあまり関係はありません。
私は、需要があるところのためにきらいなことをわざわざやる必要はないと思います。
理由は、需要がなくなってしまったらもっときらいになるか、そのたびにやることを変えなければいけないからです。
好きなことは、需要がなくても好きですし、需要があったらもっと好きです。需要がありすぎたら困りますけど。
結局はこの3つの壁が乗り越えられないから好きなことを仕事にできない、いや、厳密言うとそういう人は仕事にしないほうが幸せだと思います。
好きなことを仕事にするのも茨の道です。芸大の門は狭いですし、卒業したからってそれを本業にする人は少ないのです。
学生のころバンドをやっていた人全員がプロのアーティストや音楽家になるわけではありません。
嫌いなことを仕事にするのも簡単ではありません。
やる気が低いのですから、大した結果も出せません。
嫌いなことを仕事にするという人は、お金のために仕事をしているだけなので、お金が好きということになります。
稼げない仕事は嫌いな仕事です。
結局、どちらにせよきついことには変わりないのです。
好きなことを仕事にするって結局あり?
「ある部族が雨乞いの踊りをすると必ず雨が降ります。なぜでしょう?」
その答えは、「雨が降るまで踊っているから」です。
結局、好きなことを仕事にした人って成功するまでやり続けた人なんです。
好きなことをしていれば成功するわけでは決してありません。
しかしきらいなことを好きになるよう努力するのが大変だったら、好きなことに集中するのもいいかもしれないと思っています。
好きなことを仕事にするというのはもちろん「あり」です。
しかし、最初から仕事にしようなどとは思わない方がいいでしょう。
需要を意識するために我を見失うことになりますから。
需要のあるところに供給するのはさほど難しいことではありません。今はないけどあったら便利だというものを探せばいいのですから。
しかし、凄いのは、供給するところに需要ができたというパターンです。
意図して需要をつくったのは、ハリーポッターや君の名は。がいい例です。この二つはメディア戦略やクチコミを通じて爆発的なヒットをしました。
気づいたら需要になっていたというのは、iphoneやけものフレンズ(知っている人いるかな)です。これら好きなことをやっていたらいつの間にか売れていたというパターンです。
この二つのどちらかで好きなことを仕事にするのが懸命な判断だと思います。
多くの人はここを間違えています。
売れるもの(需要のあるところ)から好きなこと(供給)しようとするので、道に迷うことになるのです。しょぼい就職活動をしている学生が大企業に集中するのもそのせいです。
やりたいことを自分で見つけていく、知っていくのが第一です。
それから、自分のレベルに合った行動をする必要があります。
- レベル1:完全趣味だし、稼ぎたいとは思わないし、そうしたくない。
- レベル2:趣味だけど、稼げるならそれにこしたことはない
- レベル3:趣味だけど、いずれは本業にしたい
これは、需要をどれだけ意識するかにかかっています。
大事なのは、レベルが高ければ良いというものではないということです。
たとえ誰にも理解されなくてもやり続ける自信があるレベル1の方は、時にレベル3の人を凌駕し、大成功します。
誰かに理解されないと生きていけないレベル3の方は、目標が達成できないと、レベル1に戻ります。
だから、結果的には好きなことを仕事にしないという選択肢も大いに「アリ」なのです。
ここで、最初に述べた考えにたどり着きます。
「考えることよりも行動に重きを置く方がいいし、最初のうちは稼ぐことを意識しないで、楽しくなるようにした方がいい」
まとめ
成功することだけを考えるのもひとつの戦略です。
しかし、大切なのは成功することではなくて、好きなことではありませんでしたか。
もう一度よく考えましょう。
遊びと仕事の境界線をなくすことを目指すには、どちらも本気でやる必要があるのです。
どちらかをおろそかにしての成功はありえません。
日々の生活によりよいを
ノリ
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