ネット社会で「情報の正しさ」を判別する一つの方法

本から学ぶ

こんにちは!ノリです。

今回お話するのは、「情報の正しさ」を判別する方法について。

昔の記事にはなりますが、以前にも情報の正しさについてのお話をしました。

https://noritlas.com/information-literacy/

こちらの記事では、インターネット、本、対面の3つの題材からメリットデメリットをあげつつ、 情報の正しさについて まとめていきました。

その中でわかったことは、それぞれメリットとデメリットがあること、一般化すると正しくなくなることが多いということでした。

でも、それがわかったところで正しい情報をすぐに手に入れられるわけではないですし、媒体も新聞やテレビなど他にもあります。

今回はそれら他の媒体も取り上げつつ、「情報の正しさは結局どうやって見分けたらいいの?」という疑問に答えていきます。

 

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情報にはお金がからんでいる

情報は受け手と送り手で決まる

情報の正しさを見分けるのに必要なスキルとは一体何でしょう?

一次情報かどうか?大事だと思います。

でも、国の統計も嘘がありましたし、ネット上でもフェイクニュースが溢れ、一次情報かどうかいちいち調べているヒマがありませんし、なかなかたどり着けません。

見分けるのに必要なのは情報が一般化できるかどうか?これも一部は当たっています

しかし、どの程度で一般化と呼んでいいのかはわかりませんし、世界中全ての人に当てはまる情報があるわけではなさそうです。

なら何が大事なのかというと、「情報の受け手」と「情報の送り手」です。

 

情報は誰の利益か

情報のやりとりは、受け手と送り手の双方に利益があってはじめて成り立ちます。

話したいことを話すという送り手の利益、聞きたいことを聞くという受け手の利益があってこそ、情報が送られたり、交換することができます。

そこで大事なのは、情報が誰にとっての利益なのかという点です。

普通情報というと、受け手にだけ利益が出るように思いますが、実はそれは半分くらいでしかありません。

送り手の利益まで考えた情報の流れをつかむことで、「正しい情報」や「自分が本当にほしい情報」にいちはやくたどり着くことができます。

 

利益=お金の流れで情報をみる

情報交換においての利益というのは、もちろん受け手にとっては情報自体が利益なわけです。

送り手の利益とは一体何か。それは「お金」です。

情報は情報同士を交換するのでない限りは、通常「お金」でやり取りされます。

ロールプレイングゲームの酒場でも、話を聞くのにお金を払うことがありますよね。

情報はお金になるのです。

なので、基本的には情報はお金と交換されています。

そして、そのお金がどこに行くのかというのが「情報の正しさ」を知るうえで大切になってきます。

 

各媒体の情報とお金の流れの特徴

ここでの本は、紙媒体の本のことです。

本は通常有料で、その売り上げの半分以上は出版社のもとにいきます。そしてそのほとんどが印刷代、デザイン料などの原価です。

そのほかが書店、取次、印税になるわけです。

と、書いておいてなんですが、これが「正しい情報」かは内部の人間ではないのでわかりません。

あくまでも「そういわれている」という程度の話です。

細かい割合を無視すると、私たちが本を買うと出版社や書店、著者に利益が出ることが分かったと思います。

著者というのは、本がどれだけ売れたかに関わらず発行部数によって印税が入る仕組みになっていますので、著者は「読者がどれだけ買ってくれるか考える」よりも、「どれだけ出版社からオーケーが出るか」を気にしますし、出版社は「どれだけ書店に置けるか」を考えます。実際に売れるかどうかが一番大事になってくるのは「書店」です。

Amazonも在庫を持っているので一応書店ですね。

本には情報があります。出版社や書店の意向によってより売れるように表紙やタイトルを変えるということはあるかもしれませんが、基本的には著者の考えていることがそのまま通りますし、著者がウソを書くと出版社と書店の信用が下がりますので、そういう本はあまり売られません。

なので本に書いている情報は、個人に当てはまるものか一般化されたものかはともかく、「ある程度は正しい」というのが結論になります。

もちろん、たくさん本はありますし、全てが本当というわけではないですが。

そこでオススメの「正しい情報」を見分ける方法は、「複数の出版社の本で、それぞれ別の人が書いた本で似たようなことが書かれている」場合です。出版社や著者が同じだと情報の確認ができませんが、事件でアリバイを認めるように、お互いに利害のない複数関係者の意見が一致しれいればそうでないものと比べて「より確か」と考えていいと思います。

インターネット

ネット上の情報は本当のものからウソのものまでたくさんあります。

これも、本と同じようにお金の流れで見ていきます。

私のようなインターネットのブログ記事は、記事そのものが見られても特に収益が入るわけではありません。

あなたがどれほどインターネット上で色んな記事を見ても、通信料が私のもとに入ってくるわけではないですし、どれだけ長い間眺めても変わりません。

ところどころにある広告をクリック(タップ)することではじめて私にお金が入る仕組みになっています。

私は広告を自動で挿入しているので読んでいるあなたに合わせた広告が表示されているはずです(個人的に嫌いな漫画系の広告や怪しい広告はすべてブロックしてあります)。

ユーチューバーにせよ、何かを販売しているのでなければ、広告で収入を得るというスタイルは同じです。これも自動で挿入されることが多いです。

その他、「アフィリエイト」や「PR記事」のように企業が後ろについている場合があります。

その場合の情報というのはあまり参考になりません。

なぜかというと、「基本的に利益が出るようにしか書けない」つまり、「良いことしか書けない」からです。

あからさまに持ち上げる記事や動画はそれこそ信用を失うので減ってきてはいますが、いまだ少なくありません。

そのような記事を読んだところで、あまり役には立たないのです。

これは、インターネットに限った話ではありませんし、この記事で一番大切なことでもあります。

例えば本でも雑誌なら広告がありますし、スポンサーがついている場合も多いです。そういう場合は某ゲームレビューではないですが、あまり参考になりません。

より正しい情報にたどり着くためには、これらの記事は避けた方が無難でしょう。あなた自身がスポンサーを好きで何かを買うことが前提ならいいですが、冷静に評価をする上で他人の意見を参考にしようとしている場合は注意が必要です。

次にお話するテレビの場合も同じです。

 

テレビ

次にお話するのはテレビの情報の正しさとお金の流れです。

ここでのテレビは、主にニュース番組のことを指します。

テレビも、見れば見るほどお金がかかるのは電気代か有料チャンネルくらいであり、基本的には私たちがテレビを見る事で放送局にお金がすぐに入るというわけではありません。私たちが払っていないのですから当然ですよね。

ではどこから利益を得ているのか?

もちろん広告です。テレビ番組にコマーシャルをつけることでコマーシャルを出したい側が放送局にお金を払うわけです。

ですから私たちが情報を手に入れるというのは、コマーシャルを出す会社が情報を送ることができるというメリットと、そのお金をもらえて嬉しいという放送局のメリットと3つで成り立っているわけです。

そのほか、テレビは国から許可をもらって放送していて、本来放送局が払うはずの電波料が税金で支払われることにより格安で使えています。

なのでテレビは視聴率を上げることが大事ですが、なぜそれが大切なのかというとコマーシャル収入が入ることと、国から補助金のような形で収入が入るからです。

なので放送局にとっては、「情報の正しさ」はウソにならないギリギリで、視聴率をなるべく上げるというのが最適解になります。

それに対して私たちができることは、「テレビを視聴しない」につきます。

インターネットで情報を手に入れられることができる時代に、わざわざテレビのニュースを見る必要はありません。

悪口を言いたいのではないですが、実際テレビはそういう「だらだら視聴するもの」として消費されています。気になるニュースがあればインターネットで深く調べればいいのです。

まとめ

ここまで、「お金の流れ」から「正しい情報の見分け方」をみていきました。

「お金の流れ」がわかれば情報をふるい分けることが簡単になります。その分自分が求めている情報や、正しい情報 にたどりつきやすくなります。

本の情報は、「違う出版社で違う著者が似たようなことを言っている」場合に信用できます。

インターネット上の情報は、PRやスポンサーが付いているか確認する、「立場ありきの主張(ポジショントーク)」になっていないか意識することが大切です。

テレビの情報はあまり使い物にならないので、言い方きついですが「見ない方がマシ」です。

お金とは、利益であり、多くの人に共有されている価値交換の手段です。

お金の流れ以外にも、様々なものが流れていますが、お金の流れを知っておくと自分の資産運用に役立つだけではなく、情報収集にも使えます。

ぜひメディアごとの特徴を理解して、お金の流れから「誰に利益がある情報なのか?」を考えていきましょう!

日々の生活によりよいを

ノリ

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