こんにちは!ノリです。
日常でわからないことってたくさんありますよね。
今の時代インターネットを使えば色々なことを知ることができますし、わからないことがあっても、情報を手に入れることは簡単です。
もちろん、わからないことは人に聞くこともできます。
わからないことは自分で調べるだけではなく、聞くことでも解決できる場合が多いです。
先生や上司も「わからないことがあったら聞いてね」と言います。
しかし、「わからないことが何かわからない」場合はどうでしょうか。
「どんな言葉で検索すればいいかがわからない」から、調べようがない。
「何がわからないかわからない」ので、質問もできない。
こういった経験はあなたにもきっとあることでしょう。
そういった状況にあったとき、頭の中は一体どうなっているのでしょうか。
心理学部卒の私がゆるく解説していきます。
「わからないことがわからない」状態は、3つのパターンがあって、
- 恥ずかしくて聞けないパターン
- わからないことが多すぎるパターン
- わかろうとするのが面倒なパターン
の3パターンです。これからそれぞれの対処法についてご紹介していきます。
さっそく見ていきましょう!
そもそも「わかる」とは
「分かる」「解る」の意味
「わかる」とは、漢字で書くと「分かる」、「解る」になります。
どちらも「分解」の意味があります。
つまり「わかる」とは、「わけることができる」という意味です。
もっとかみ砕いて言えば、「違いを知っている」ということです。
例えば、猫と犬の違いを知っていれば、猫と犬が少しわかっていると言えます。
犬の中でもチワワやブルドッグなど種類の違いを詳しく知っていれば、犬がよくわかっていると言えるでしょう。
わかるとは、「AとBの違いを知っている」ことです。
わからないの意味
逆に、「わからない」はどういう意味でしょう。
「わかる」=「違いを知っている」とすると、「わからない」は「違いを知らない」となります。
例えば、「芸能人がわからない」はAさんなのかBさんなのか違いを知らないということです。
また、「それ以上詳しく話すことができない」場合もわからないと言えるでしょう。
先ほどの例でいえば、犬の種類をたくさん知っていたとしても、それぞれがどの場所でどういう経緯で誕生したのかまでは「わからない」といった具合に、それ以上詳しく話すことができない場合も、わからないと言えます。
わかるためには違いを知ることが大切
「わからないことがわからないとき」は、わからないことの分類ができていないことが多いです。
わからないことの分類をすることでわかるようになるのですが、簡単ではありません。
「わからないことがわからない」状態のとき、頭の中では何が起こっているのでしょうか。
「わからないことがわからない」ときの頭の中
しかし、自分で説明できるのにあえてそうしないこともあります。
たとえば、「恥ずかしくて聞けない」というときです。
これは、「わからないことがわからない」というよりは正確に言えば、
「(このレベルの)わからないこと(を聞いていいのかどうか)がわからない」となります。
何を聞けばいいかはわかってはいるんだけれど、その質問のレベルが低すぎると思うため恥をかくのを恐れて「わからない」ということになっている状態です。
あるいは、その質問のレベルが高いか低いかわからないため、聞くことができないということもあり得ます。
いずれにせよ、何がわからないかはぼんやりとわかってはいても、恥ずかしくて聞けない状態は「わからないことがわからない」1つ目のパターンになります。
パターン2:わからないことが多すぎてわからない
あれもこれもわからなくて、「わからない」に優先順位がつけられない状態がこれです。
わからないことだらけなので、頭の中で混乱してしまって、とりあえず「わからないことがわからない」ということになっています。
情報は専門的になればなるほど、覚えることも増え、わからないことが増えていきます。
それで増えすぎてしまった「わからない」のせいで、「どれが大事なことなのかもわからない」というのがこのパターンです。
パターン3:わかろうとすることが面倒くさい
3つ目のパターンは「わかろうとすることが面倒くさい」です。そもそもわかろうとする気がない場合になります。
「わからない」という状態は自分で調べたり、人に聞いたりといった行動をすることで解消できます。
しかし、その行動を面倒くさいと思うことで、わからないままで放っておいてしまっているのがこの3つ目のパターンです。
パターン別の対処法
恥ずかしくて聞けない場合の対処法
「恥ずかしくて聞けない」場合は、自分の気持ちに気が付くことが大切です。
具体的には、「何もわからないということではないけれど、それが期待されるようなレベルじゃないから恥ずかしくて聞けない」といったものです。
この場合、わかっていることから確認するのがはやいと思います。
自分の気持ちに気づいたあとは、「初歩的なことかもしれませんが」や「素朴な疑問なのですが」と前置きをしてから話すと気兼ねなく聞くことができるはずです。
既に相手が話しているようなことなら、「〇〇についてもう一度詳しく聞きたいです」でも良いでしょう。
後から自分で調べるというのも1つの手ですが、身近に聞ける人がいて、その人が質問に応じてくれると分かっている場合は聞いた方が断然良いです。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、です。
わからないことが多すぎる場合の対処法
「わからないことが多すぎる場合」の対処法として、もっと「広くとらえる」というものがあります。
「広くとらえる」とはどういうことかというと、「わからないことの共通点を見つける」ということです。
猫の例えをまた使うとすると、「アメリカンショートヘアとマンチカンの違いはわかるけど、アメリカンショートヘアの生息地とマンチカンの生息地はどちらも知らない」という場合を考えます。
その場合、「わからないことが多すぎてわからない」パターンだと、「私はアメリカンショートヘアもマンチカンも知ってるとは言えないなぁ、スコティッシュフォールドの生息地も知らないし、ラグドールの生息地も知らないなぁ。わからないことが多すぎてわからない!」となってしまいます。
では次に、「わからないことの共通点を見つけた場合」です。
「私が知らないのは主に猫の生息地だ!そもそもペットショップの猫の種類って人間によって作られたとも聞くし、野生ではいないのかな?なら生息地より発祥地や先祖を追った方がよさそうだ」
いかがでしょうか。こちらの方が「わからないことがわからない」から「猫の生息地、または発祥地」がわからないと「わからない」を絞ることができました。
このように、個々の疑問をみていくのではなく、広くとらえることによって、「わからない」が整理され、シンプルな疑問にすることができます。
わからないことが多すぎても、同じような疑問の共通点を見つけ、それらをまとめることで「わからないことがわからない」に対処していきましょう。
面倒くさい場合の対処法
最後に、面倒くさい場合の対処法です。
面倒くさい場合は、先ほどとは逆に個々の疑問をみていく方がいいです。
広くとらえることは「わからない」が整理されますが、そもそもの疑問が少ない場合はかえってややこしくなってしまいます。
まずはどれか1つでもいいので、小さな疑問を解消していくことが大切です。
わからないことをわかるようにする作業は簡単ではありませんし、時には面倒だと思うかもしれませんが、やっていくうちに慣れます。
慣れるとは、似たような疑問はそれほど時間をかけずに解決することができるということです。
そうなれば面倒だと思うことなく、「わからないことがわからない」を少しずつ解消していくことができます。
まとめ
最後にまとめです。
[わからない」とは、「違いを知らない」ことにあります。「わからないことがわからない」状態は、3つのパターンがあって、
- 恥ずかしくて聞けないパターン
- わからないことが多すぎるパターン
- わかろうとするのが面倒なパターン
具体的な対処法は、
- 前置きをして人に聞く
- 広くとらえて疑問をまとめる
- 小さな疑問から解消してみる
この3つをそれぞれご紹介していきました。
「わからないことがわからない」のは、誰にでもあることです。
私もわからないことが山ほどありますが、調べ事などをするときはこの3つの対処法を使うことで混乱を減らすようにしています。
あなたの「わからないことがわからない」がこの記事を読むことで少しでも減れば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
日々の生活によりよいを
ノリ
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