こんにちは!ノリです。
あなたは「シンプルライフ」という言葉をご存知ですか?
シンプルライフとは、暮らしをシンプルにして、生活をするという意味の言葉です。
グーグル検索で「シンプル」と打つとシンプルライフが真っ先に出てきますね。
それほどまでに巷にあふれているシンプルライフの情報ですが、実際シンプルライフって自給自足生活、家具は何もない、断捨離だと思っている方も多いかもしれません。
しかし、そんなことはないのです。
私が使うシンプルライフとは、モットー、標語などのように心がけるものです。何を心がけるかというと、いかに今あるものを大切にして、煩雑な状態を改善できるかに注意を払うことです。
新しいものを買わなくても、今使っているもので代用できないか考えることがシンプルライフなのです。
多くの人が悩んでいるだろう掃除もそうです。きたなく散らかった部屋を片付けるための本やインターネットサイトは数多くあります。シンプルライフを心がけることで部屋を綺麗にして、片付けをスムーズに行えるようになります。
そこで、今回はシンプルライフに対する不安や悩みを取り去って、その方法とメリットについてお話していきたいと思います。
シンプルライフの独り歩き
シンプルライフの意味、使い方
シンプルとは、いうまでもなく英語の「simple」から来ており、その意味は基本的な、簡素な、構造が単純ななどです。形容詞で、名詞ではありません。ちなみに名詞では愚か者という意味がありますが、シンプルライフのシンプルにそのような意味があるわけではありません。ないはず。
ライフも英語の「life」で。意味は生命、人生、生活をまとめて言う言葉です。シンプルライフのライフは「生活」、「暮らし」の意味でしょう。
二つの言葉を合わせるとその意味は構造が単純な生活ということになります。
さて、ここでシンプルライフの使い方を見てみます。ブログ村のランキングに掲載されているサイトを見てみると、シンプルライフ × シンプルスタイルが有名ですね。持たない暮らし、使い切る暮らし。さんもオススメです。とりあえずこれらのサイトを見てみて、どういう感じでシンプルライフが実践されているか知ることが大事です。
お気づきの方も多いと思いますが、この二つのサイトに共通して言えることがあります。
それは、サイト自体がシンプルで無駄がないということです。
断捨離、ミニマリストとの違い
シンプルライフは、何かの修行僧と勘違いされている方もいますが、そうではありません。
結局、言葉の知名度があり、多くの人に伝わりやすいのでシンプルライフという言葉を用いているだけで、その中身は、自分の生活を見直すことに尽きます。
自分の生活について考え、どんどん最適化していくことで、構造が単純な生活へと変貌するのです。
さて、断捨離との違いですが、断捨離はその字面から、モノを捨てることに重きが置かれています。断って、捨てて、離れるですからね。
ミニマリストも同じで、モノをできる限り少なくするという視点から見た言葉です。「最小限の」を表す「minimal」から来ていることからもわかる通り、モノは少なければ少ないほど良いという考え方です。
しかし、シンプルライフは決してモノを捨ててそれで終わりではありません。
むしろそこからがスタートなのです。
もちろんモノを捨てることも必要です。シンプルにも近づきます。ですが、道はそれだけではありません。
構造が単純になるなら、別にモノを捨てる必要がないのです。
というより、取り返しのつかない大切なモノを一時の感情で捨ててしまう方がよっぽど勿体ないと思います。
シンプルライフは断捨離やミニマリストのようにモノを持つことに対して厳しくはありません。
それがあなたにとって本当に必要で、大好きなモノであるなら、いくらでも持っていて良いと私は思います。
あなたの生活があなたにとって単純で快適であればそれでいいのです。他の人がいらないように思うものでも、あなたが必要であればそれは必要です。
そうやってひとりひとりに最適化された空間のことをシンプルライフと呼ぶのです。
モノを捨てるのは快適でないものを手放すための一つの手段に過ぎません。
シンプルライフのメリット
あまりにもシンプルライフを強調するとなんだか読みにくい気がするので、これからは「自分の生活を考えること」と呼びます。そのほうがわかりやすいと思います。
さて、この自分の生活を考えることのメリットとは何でしょう。ひとつずつ見ていきます。
モノを大切にできる
自分の生活を見直すと必ず出てくるのがたくさんの使わないモノです。
これらを思い切って捨てる、譲る、他のモノにリサイクルすることで、残った選ばれしモノたちを大切にすることができます。
ただ単に減らせというわけではありませんが、少なくとも他人ではなく自分がいらないと思ったモノは手放すことを勧めます。
副次的なメリットとして、忘れ物やモノをなくすことが少なくなります。持っているものがそもそも少ないのでモノをなくすはずがないですし、なくしたとしても部屋が綺麗なので見つかるのもはやいです。
選択と集中が大切と言ったのは誰だったでしょうか。自分にとって必要なモノを選択し、それにお金の使い方や思い入れを集中することで、モノが増えなくても暮らしが豊かになったと思うに違いありません。
心地よい
これはもし、きたない部屋の方が落ち着く、自分のものかよくわからないモノに囲まれた生活にあこがれるという方にとっては、メリットではないかもしれません。
しかし、そうではない大半の人にとって、きれいな部屋、自分の大切なモノでいっぱいの部屋は落ち着くと思います。
自分の家、部屋、場所を自分好みに変えていくことはそう難しくありません。ただ、定期的な見直し、メンテナンスが面倒になっているだけです。
逆に言うと、それさえ苦でなければ自分の生活を考えることをしない理由は特にないはずです。
自分の大好きな空間で、まったりと過ごす。
素敵だとは思いませんか?
日々の生活がよりよくなる
自分の生活を考えることの最大のメリットは、日々の生活がよりよくなることです。
もし、自分の家、部屋がとても狭い、または自分の場所にいる時間がほとんどないとしても、自分のためにその少ない時間や場所を大切することは確実に日々の生活をよりよくすることにつながります。
高度情報社会、グローバル社会と言われる今、自分だけの時間や場所を持つのはとても難しいことかもしれません。
最近の瞑想、マインドフルネスの流行を踏まえると、人々がいかに自分の心や身体の平穏を望んでいるかがわかります。
しかし、瞑想なんてしなくても、それくらい効果のある自分にとって心地いい部屋に少しでもいることが何よりの平穏になるのではないのでしょうか。
もちろん、最高に心地いい部屋にすることは最初は大変です。でも、簡単なことから順番にやっていけば、きっと自分の生活がよりよくなることでしょう。なぜなら、自分の生活を考えることはシンプルにするためにやっているのですから。
シンプルにするための方法が複雑であるはずがありません。
そう、シンプルライフの実践方法も至ってシンプルなのです。
それではさっそくシンプルライフの実践方法についてお話します。
少し休憩。
シンプルライフの実践方法
方法その1:モノを減らす
先ほどメリットで説明したとおり、モノを減らすことが自分の生活を考えることの最初のステップです。自分がまず必要ないと思ったら手放しましょう。
断捨離とミニマリストとは違うと言いましたが、自分が管理できない量のモノを持っているのは、自分にとっても、モノにとってもあまり良くはありません。持っていて快適でなく、負担になるようであれば手放す必要があります。
ここで、あえて手放すという言葉を用いるのには、捨てること以外にプレゼントすることなどが含まれるからです。自分がいらないと思っていてもそれを猛烈に欲しいと思っている人がいるかもしれません。
その他に、別のモノに作り変える、モノとモノを合わせる、などが挙げられます。
少しスピリチュアルではありますが、自分が持っていて心が落ち着かないようであれば、それは手放してオーケーということでしょう。
だからといって、減らしすぎて生活できなくなってしまっては意味がありません。シンプルライフを恐れる方もそれを懸念されているのでしょう。
当然、ミニマリストに近いシンプルライフ実践者でもモノは買います。しかし、ひとつひとつを真剣に、強いこだわりを持って選んでいるのです。
妥協はあまり好ましくありません。なければ自分で作り出すくらいの意気込みで、大切なモノを見つけ出してください。
あと、新しいモノを買ったら古いモノを手放すというのも忘れずに。
方法2:配置を決める
人に適材適所があるように、モノの置き場所にも適切なところがあります。
きたなくても、自分にとって使いやすい位置に大切なモノがあることは多いと思います。どれだけちらかっていてもモノの場所が正確にわかっている方もいます。
しかし、それでは他の人が困りますし、人を呼べたものではありません。モノを分類ごとに整理して、あるべき場所へかえしましょう。
たとえば、あなたが病気で寝込んだとき、他の人でもすぐにモノを探せるとスムーズに事が進むでしょう。他人のためと思ってしたことが自分に返ってくることもあります。
方法3:心身が休まる方法を探す
シンプルライフの方法が、その方法を探すことにあるとは、一見無意味なことを言っていると思うかもしれません。
しかし、事実そうなのです。
自分の生活について考えることに方法なんてありません。ただ、考えてくださいとしか言えませんし、他人がとやかく言うことではありません。
ただし、今の生活に満足していないなら、無視して耐えるよりも、考えた方がいいです。
人それぞれ違った落ち着く場所があり、時間があり、方法があります。
それを、自分の手で見つけ出してください。
まとめ
ここまでシンプルライフ、自分の生活について考えることについてお話してきました。
シンプルライフは断捨離やミニマリストと似ていますが、全く同じというわけではなく、実践者の中でも色々あることがわかっていただけたら幸いです。
この記事で、すこしでも誤解が解け、より多くの人が実践できるようになればいいなと思います。
シンプルライフはシンプルに自分の生活をよりよくしていく暮らしスタイルなので、誰にでもできます。
中学生でも大学生でも社会人1年目でも子どもがいても孫がいても。
ぜひそんなシンプルライフ、過ごしやすい暮らしをしてみてください!
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