大学生のための隠れた良書15選

本から学ぶ

こんにちは!ノリです。今回は大学生にオススメの本を紹介します!

この記事では、他のサイトではあまり紹介されていないだろう隠れた良書、名作をピックアップしていこうと思います。

でもその前に、なぜ私が隠れ本だけで記事にしようと思ったかのお話をします。

既に他のサイトでたくさんのオススメ本をご覧になっている方は、次の「この記事を書く理由」は読み飛ばしていただいて構いません。

そうでない方は一度目を通していただきたいです。

それではさっそく見ていきましょう!

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この記事を書く理由

オススメ本が似通っている

記事にするにあたって、事前調査として他のサイトを見てみることにしました。

「他の人はどんな本を紹介してるのかなー!」

「色んな人がサイトを運営しているから、きっとオススメ本も個性が出てて面白いんだろうなー!」

ところが!

被っている!内容が!!

なんと、色んな人が同じ本を勧めているではありませんか!

私はびっくりしつつも、納得してしまいました。

数年前の記事ですが、こちらのサイトでまとまった結果があります。

[link url=”https://www.keikawakita.com/entry/201512university-student-books”]

1.『7つの習慣』

2.『夢を叶えるゾウ』

3.『レバレッジ・リーディング』

4.『金持ち父さん、貧乏父さん』

5.『嫌われる勇気』

6.『伝え方が9割』

7.『思考は具現化する』

https://www.keikawakita.com/より

という風に続いていきます。

選ばれた本を見ると確かに納得。全部1回は読んだ本で、どれもがとてもいい本です。

でも記事を読む方はなんというかその…とっても……

退屈。

なんですよね。

 

独自の視点で本を選ぶことの大切さ

9割がたAmazon StudentとKindle Unlimited勧めてますし、中には「読んだのかー?」って言いたくなるような本の紹介をしているところもありました。

それで紹介している本はどれも似たり寄ったりという……。

それはそれでいいと思うんです。

私はやりません。そういう話です!

ブログは個人のものですし、できるだけ個性が出た方が面白いですよね!

ということで今回のタイトル「他のサイトに載ってない隠れ本」というわけなんです。

本当はわざわざ「隠れ本」なんて言わなくても良いと思いますが、差別化って大事です。

それではさっそくご紹介していきます!

 

オススメ隠れ本15選

『本を読んだら、自分を読め:年間1,000,000ページを血肉にする“読自”の技術』

本は本当にすごいです。洒落ではありません。自分がある程度の不幸やつらい状況にあっても、1冊の本が人生を救うことだってあるのですから。

ですが、本はただたくさん読めば良いというものではありません。

[link url=”https://noritlas.com/reading-book-demerit/”]

これから紹介する本を読む前に、「本の読み方の本」を読むとその後の読書がスムーズになります。

有名どころだとショーペンハウエルの『読書について:他二篇』がありますね。そちらもオススメですが、結構毒が吐かれています。そのため、せっかく本を読もうとしているときに厳しいこと言われてやる気がなくなる人もいるかもしれません。

そういう意味ではこちらの本に軍配が上がります。

橘玲の『「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する』も良いです。こちらは読書術とは違いますが、様々な分野を横断している本は、他の本を読みやすくするためオススメです。

速読系の本については、好きなように読むのが一番だと思ったため、今回は割愛します。

読む速さも、読む量も人それぞれです。1年で1冊でも良いですし、1日10冊読んだっていいのです。どちらが良いという話ではありません。

遅く読むための本もいくつか出ているので、そちらは読んでみたいですね。

『シャーロックホームズの思考術』

マインドフルネス。それは海外で注目された禅が、より手軽に生まれ変わってできた瞑想術のことです。

水平思考。それは問題解決のために様々な可能性を同時に考え、1つの答えを導き出す考え方です。

『シャーロックホームズの思考術』はそんなマインドフルネスと水平思考をかけあわせた本です。コナン・ドイルの生み出した名探偵「シャーロックホームズ」を題材にしているのでわかりやすいと思います。

マインドフルネスなら『世界のエリートがやっている 最高の休息法「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』が物語形式で読みやすくオススメです。

水平思考ならポール・スローンの『ウミガメのスープ』あたりがオススメです。友達と問題を出し合って水平思考を鍛えることができます。

『タイムシフティング:無限の時間を創り出す』

マインドフルネス関連でもう1冊。この本はタイトルだけ見ると時間術のような印象を受けますが、中身は全然違います。

あなたはせかせかしていて、忙しいのはどうしてだと思いますか?

答えは、「いま、ここ」に集中できていないからなのです。「いま、ここ」に集中すれば時間は生み出せます。それこそマインドフルネスの真髄。

「速度を上げるばかりが人生ではありません」これはガンジーの言葉です。

時間を増やしたいなら、どうしても無駄な時間を減らすことを意識するとは思いますが、実は異なる方法でも時間は増やせます。詳細はこの本にあります。

集中が時間を増やすというのは、DaiGoの『自分を操る超集中力 』にも通じるところです。

自分の時間を持つって本当に大事。

『ジェダイの哲学 フォースの導きで人生を全うせよ』

マインドフルネス関連でまたまた1冊。大事なのでいくつも紹介します!

「ジェダイってスターウォーズ?マインドフルネスと関係あるの?」と考えた方も多いかもしれません。

そうです。スターウォーズのジェダイです。ライトセーバーを振りまわすあのジェダイです。マインドフルネスと関係あります。

スターウォーズが題材となっているので、その点は『ホームズの思考術』と同様に読みやすいです。

もちろんスターウォーズを知らない方でもきちんと説明がありますので、読んで損はないと思います。これを機に視聴するのも良いと思いますし。

内容もマインドフルネス的なことだけではなく、アドラーの『嫌われる勇気』に近いところもありますし、無極を求めるジェダイの姿は古代中国の思想である「老荘思想」にもつながります。

自分の力で前に進むことができると感じさせてくれる良い本です。

私は毎日この本を1章読むことを習慣にしています。

『急に売れ始めるにはワケがある:ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』

1万時間の法則はご存知ですか?何事もプロと呼ばれる人たちは1万時間の修行を積んでいるという話です。

この本は、そんな1万時間の法則を生み出したマルコム・グラッドウェルが書いた本です。

1万時間の法則や「富める者は富み、持たざる者は持っているモノまで取り上げられる」「マタイ効果」などを紹介した『天才! 成功する人々の法則』はじめ、他のサイトで真っ先に取り上げられてもおかしくなさそうな本をいくつか出しているマルコム・グラッドウェルです。

今回のこれは、アイデアや流行、商品などがあるときを境に爆発的に広がる「ティッピング・ポイント」について説明した本になります。

今でこそ「シェア」や「バズる」なんて当たり前に使いますが、その仕組みがどうなっているかはわからない方が大半だと思います。

アメリカでは現在でも「広告」カテゴリで1位を獲得するほどのベストセラーであり、移り変わりが激しい広告という分野で2002年から読まれ続けているロングセラーでもあります。

ツイッターやブログで影響力を持ちたい、世の中の流行を予測したい、そんな方にオススメです。

『神は妄想である:宗教との決別』

「ヒトは遺伝子にとって単なる乗り物にすぎない」と言い切ったリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』はご存知でしょうか。

そちらも非常に面白い本ですが、私がより衝撃だったのはこちらの本です。

「果たして神はいるのか?いないのか?」ドーキンスは「いないとは言い切れないが限りなくいないに近いだろう」と結論付けます。そう思う根拠とは?

同じく宗教を扱ったずばり『神』というフレデリック・ルノワールの本もあります。『神は妄想である』を読んでもまだ余力がある方にはオススメです。

宗教の話題は日本では嫌がられますし、宗教を持ってない自分を嫌に感じることもあるかもしれません。

神がいるのは、その人の心の中であり、実在する存在ではないと私も思います。

別に「神は妄想だから宗教はぜんぶダメ!」という話ではないのでご安心を。

 

『 プラトン全集〈1〉エウテュプロン ソクラテスの弁明 クリトン パイドン 』

ソクラテス、プラトン。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

彼らは古代ギリシャの哲学者にして、現代まで続く長い哲学史、倫理学史の父でもあります。

ソクラテスの「よく生きる」という概念は、このブログでは「日々の生活によりよいを」というコンセプトに生きており、正直な話めちゃくちゃ影響受けてます。

池田晶子の『無敵のソクラテス』とか、 ソクラテスの弁明だけを挙げるとかもしようと思ったのですが、現代にソクラテスがタイムスリップしたら何を語るのか?について挑戦した『無敵のソクラテス』は現代と言うには少し古い話も混ざっていますし、ソクラテスの弁明だけ読むよりは、やはりエウテュプロン→ソクラテスの弁明→クリトン→パイドンというシリーズものとして読んでほしいと思います。

哲学書が読みたいなら気になる哲学者から好きなのを読めば良いと思いますが、この本は外せません。

先ほどお話した『神』と同じフレデリック・ルノワールの『ソクラテス・イエス・ブッダ:三賢人の言葉、そして生涯』も宗教と哲学の隙間が埋まってオススメです。

わざわざ買わずとも大学図書館においてあるので、探してみましょう!

楽天には1冊にまとまっているのがありませんでしたが、Amazonにはありました!文庫版で別々に手に入れるのも良さそうです。

『反脆弱性:不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』

ナシーブ・ニコラス・タレブの本です。

上下で分量も多いですが、それはどの分野でも通じるということを証明するために付け足しているにすぎません。

重大なミスや失敗、変化が起こることで損失を被る「脆さ」、損失を受けずに耐えることができるのが「頑丈さ」、そして損失に耐えるどころか利益を得てしまうのが「反脆さ」、つまり「反脆弱性」です。

脆さがマイナスだとしたら、頑丈はプラスでしょうか?実は違うんです。頑丈は耐えるだけなのでゼロです。

反脆さは壊れるどころか強くなります。恐ろしいですね。

脆いシステム、頑丈なシステム、反脆いシステムは世の中の様々なところで見られます。

人の心理でも、何かストレスを受けたときに弱くなってしまう脆さと、弱くならない頑丈があるとすれば、ストレスで強くなる反脆いは最強です。

死の淵でこそ大きく成長するサイヤ人みたいですね。

頑丈さをいくら高めたところで、「ブラックスワン」と呼ばれる不測の事態に完璧に対策することはできません。

いたるところで目にする脆さ、頑丈さ、反脆さ。厳密に見分けることはできないかもしれませんが、あたなに新たな視点を加えてくれることでしょう。

『ピーターの法則:「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由』

なんで上司は無能なのか?その答えが残酷な形で出てしまいました。

1966年、驚くべき法則が ローレンス・J・ピーターによって提唱されました。それが、「ピーターの法則」です。

1.能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。

2.時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。また、有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。

3.その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。

wikipedia

ちょっと漢字が多くてわかりにくいかもしれません。

「ピラミッド型の社会」をイメージしてもらえれば早いです。

社長がいて、幹部がいて、部長や係長がいるピラミッドです。

ピーターの法則とは、早い話が「能力があればあるほど出世するけど、必ず本人に限界が訪れ、限界が訪れて次に進めなくなった人たちであらゆる地位は埋め尽くされる」ということです。

ですが、恐れる心配はありません。ピーターの法則はシステムの問題であり、決して本人が本当に無能であるというわけではないのです。

また、この本を読めばピーターの法則から逃れるために、どのようにシステムを組んでいけばいいのかがわかります。

もしあなたの上司、先輩が無能だとしても、ピーターの法則という事実を知っていればそれほど怒らず過ごせるようになるでしょう。

だって、あなたもいずれそうなるかもしれないのですから。

 

『食事のせいで、死なないために:スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学』

私たち人間は、食べたものからできています。食べていないものから身体はできません。

健康には運動、睡眠、余暇、努力、色々大事ですが、食事もその中で大きな位置を占めます。

「何を食べるのが良くて、何を食べるのがダメなのか?」

そんな疑問にこの本は答えません。

そうです。答えないのです。

何を食べるのが良くて、何を食べるのがダメかなんて、他の食べ物との比較の中でしか生まれない問いなのです。

身体に悪そうな食べ物でも食べないよりはましですし、良さそうな食べ物でも食べ過ぎれば害になります。

絶対的に良い食べ物、悪い食べ物がない一方で、食べ物と食べ物の比較ならできます。

栄養学や科学的な観点から、「ベターな食べ物」を紹介したのがこの本です。

ちなみに紹介しているのは【食材別編】で、もうひとつ【病気別編】があります。

海外の人が書いた本なので日本にない食材も多いですが、参考になる部分はたくさんあります。

同じく食事系の本として、『医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 』も中々良いですが、著者は医者であり、栄養士でも学者でもないので注意が必要です。その点『スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学』は根拠がしっかりしていて、説得力があります。

『解毒剤:ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ』 

成功哲学とか、自己啓発の本を読んでいると、大抵「ポジティブが良い!」みたいなことが書いてありますよね。

「好きなことをして生きよう!」とか、「くよくよするのはやめよう!」とか、様々なことが言われています。

でも、正直な話、ずっとポジティブでいることって不可能ですよね。

そもそも、ネガティブが本当にいけないのか?という話でもあります。

これは私が大学で心理学を学んでいたとき、自分がテーマにしていたことの1つなので、少しだけ答えを知っています。

それは、「ネガティブが常に悪いわけじゃない」ということです。

というわけで、こちらの本。

イギリスの全国紙で記者を務めるオリバー・バークマンが淡々と語っていくポジティブ思考の罠、そしてネガティブが良いときとは?

この本の良いところは、ネガティブが最高!という話ではなく、ポジティブとネガティブのバランスを取ることが大切だということを示している点です。

光と闇が両方そなわり最強……いえ、なんでもありません。

この類の本は、なかなかないのでオススメです。

他にはジュリー・K・ノレムの『ネガティブだからうまくいく』もあります。こちらは私が大学でテーマにしていた人でもあります。そのうち記事にします!

無理してポジティブになる必要はありません。ネガティブならそれと向き合えば良いのです。

『ネット・バカ:インターネットがわたしたちの脳にしていること』

はい。なんだかやばそうなタイトルが来ました。

内容は、大体予想がつくと思います。

この際はっきり言っておきましょう。

その予想は、

 

「99%間違っています!!」

ババーン!!(効果音)

 

煽るようなタイトルになっているのは、日本語翻訳の際にタイトルが付け直されたからであり、元々のタイトルは『THE SHALLOWS(浅瀬)』です。変なタイトルのせいで、良書が埋もれてしまうのはよくあることです。なんとかならないものか。

おそらく、あなたが予想したことは「インターネットは~な理由で脳に悪影響だからやめるべき!対処法は~だ!」みたいなことだろうと思いますが、全然違います。

自己啓発というよりは、「脳科学、歴史学、メディア論などを元にインターネットとその背景を描いたエッセイ」だと思った方がわかりやすいです。

耳に痛い話もたくさんありますが、学べることはとても多いと思います。

特に、ブログやSNSなどで何気なくする「リンクを貼る」という行為が、読む人にどのような影響を及ぼすのかは忘れていけないと思います。

良い意味でも悪い意味でも、脳は可塑性があるんです。「変わる」ということは、同じことをしていれば「慣れる」ということでもあります。

これからの時代がどうなるかは知りませんが、今までから学んでいくことで、これからを生きていく足掛かりになることでしょう。

ちなみに著者であるニコラス・G・カーが気に入った方は彼が様々なところで書いた10年分のコラム、エッセイをまとめた『ウェブに夢見るバカ ―ネットで頭がいっぱいの人のための96章―』もオススメです。本の中で過ぎていく10年の間に、いかに世界が変わっているかがわかる本です。

『フリー:「無料」からお金を生み出す新戦略』

クリス・アンダーソンの有名な本です。大学生が読むという観点ではあまり語られることのないこの本ですが、ブログをやっている方、ビジネスを興そうと考えている方にはオススメです。

この本は、続く『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる 』と『ロングテール‐「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 』と合わせて、クリス・アンダーソンの3部作としています。私が勝手に。

「フリー」はその中でもっとも普遍的な本です。

世の中に無料なものって数えきれないほどありますよね。1つ買うともうひとつおまけとか、初回無料、基本無料など、様々な「タダ」があります。

「無料にしていて、どうやって儲けることができるのか?」

という利用者、客であるいわゆる「外の人」が持つ素朴な疑問を解決するのがこの本です。

つい10年ほど前は「無料だと後々自分が損をする」というイメージが強かったですが、今では「無料だと他の人も得をする」というものに変わっています。

そんな無料に対する考え方の基礎になるので、オススメです。

ちなみに、『シェア:「共有」からビジネスを生み出す新戦略』はタイトルが非常に似ていますが別の著者です。ビジネス界隈では一緒に読まれることが多いので、興味のある方はぜひ読まれると良いと思います。その時は先ほど紹介した「急に売れ始めるにはワケがある」もあわせると良いでしょう。

あと、最近1周回って注目されている「サブスクリプションモデル」、いわゆる定額サービスについては、まだ私も勉強中なので本を紹介できません。

今からだと「フリー」と「サブスクリプション」の両方を学ぶのがオススメです。

『NVC:人と人との関係にいのちを吹き込む法』

 

NVCとは、「Nonviolent Communication 」の略で、意味は「非暴力コミュニケーション」です。

インターネットの世界では、様々な情報が飛び交いますが、中には人を傷つける言葉もたくさんあります。

日常生活でも、ささいなことから喧嘩になったり、威圧的になったりということもあります。

この本は、人との関係をもっとなめらかにするために使う「やさしいコミュニケーション」の本です。

人に対して使うことはもちろん、自分に対しても使えるコミュニケーション方法です。

まずは、「観察」し、自分や相手の「感情」を知ります。そのあと「何を必要としているのか」を理解し、「要求する」というのがざっくりとしたNVCの説明です。

言葉の裏に隠れた感情、感情の元になった原因、そこまで寄り添うことではじめて本当に必要としていることが理解できます。

こういう本はとにかく実践あるのみなので、どんどん行動していくことをオススメします。

NVCが役に立たない場面はほとんどないですからね。このコミュニケーションができれば、たとえ強盗にナイフを突きつけられて死の淵に立たされているような状況でも役に立つはずです。

言葉の暴力でむやみに人を傷つける自分とさよならをして、大切な人が誰かを傷つけていたらNVCでやさしく救ってあげましょう。

決して万能ではありませんが、知らない人は人生がガラッと変わることもある本です。

『センス・オブ・ワンダー』

私にとっては、あっという間に15冊目の紹介になってしまいました。

ここまでさらっと読んでくれた方も、気になった本をメモしていただいた方も、ありがとうございます。

最後に紹介する本ということで、非常に迷いました。15冊となると、私が1年間に読んだ100冊以上の本の中のベスト1位2位を争うレベルの本になるわけです。

ということでどうしても「すぐ役に立つ」系の本になりがちなんですよね。特に小説を紹介できないのは残念なことです。またそれは別の記事でやると思います。

前置きはこれくらいにして、「センスオブワンダー」です。

役に立つという観点で言うと、ナショナルジオグラフィックの『世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 』を挙げたいですし、エッセイ的なものならフランクルの『夜と霧』も非常にオススメな本です。

ですが、私に刺さった本で、この記事のしめくくりに相応しい本としては、「センスオブワンダー」なのです。

本を読めば、知識がつきます。役に立ちます。

インターネットで調べても、様々なことを新しく知ることができ、それらを使いこなすことができます。

ですが、生まれたときから人は皆そうだったわけではありません。

本を読めない、インターネットが使えない状態で人は何をしていたかというと、ただただ「驚いていた」のです。

それこそ生きていく上で大事なことであり、驚く気持ちがなければ他の感情も動きません。

著者であるレイチェル・カーソンは「 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない 」と言っています。耳に痛い言葉です。

私たちは、わからないことがあれば何でも知ろうとします。それは子どもでも大人でも同じです。

でも、その「知りたい」という気持ちの裏には「すごい!!」という驚きがあるはずです。

その「すごい!!」は素直に感じることから生まれます。

例えば、大きくなるにつれて、自分がいかに奇跡的な存在か「知る」ことはありますよね。

親がいなければ自分は生まれなかっただろうし、自分も別の生き方をしていれば今の自分ではなかっただろうし、地球に生命があることだって奇跡です。

今この時代にいて、今この場所に、自分がいる。

そう、前半で多く紹介したマインドフルネスです。「いま、ここ」です。

それがすごいことだって、頭では皆知っているはずなんです。

ですが、「自分はダメな奴なんだ」とか「生きてても仕方ないんだ」と思ってしまう方もいます。

そういう人は、もっと素直になりましょう。そして感じ取りましょう。そうすれば頭で知っているだけではなく、感覚を通じた体験に変わるのです。それこそが「センスオブワンダー」だと私は思います。

この本では自然の中に身を置くことに重点がありますが、いきなりそうするのが難しければ、身の回りのモノや人について思いを巡らしてみましょう。

「感謝しなさい!」という話ではなく、自分が心のそこから暖かくなるような感覚があれば、それが「いま、ここ」にいるあなたなのです。

紹介した本が気になった方

さて、話はうってかわって、ここからは少しだけ、紹介した本が気になった方向けについて書いていきます。

オススメの入手法

私の立場的にはAmazonで買ってね!(この記事のリンクから購入していただくと私にいくらか報酬が入るようになっています)と言いたいところですが、図書館です!図書館!!

「フリー」の話ではありませんが、無料で読めるならその方が良いに決まってますよね。

図書館に行けば本を借りることができるんです。

大学図書館でも公営図書館でもどこでも良いと思います。

大抵2週間ほど借りることができるので、少し遠出してでも借りにいく価値はあると思います。

借りれば全部読むことも簡単ですからね。

また、本屋さんで立ち読みという手もないことはありません。ただ、本屋さんの本は商品ですので、大切に扱うことと、借りることはできないので注意が必要です。

私が紹介したこれらの本は最新の本ではないので、置いていないことも多いです。

あとは、ブックオフなどの古本屋ですね。これならある程度立ち読みしても大丈夫だと思いますし、気に入ったら安く買うこともできます。

でも図書館のように検索システムが充実しているわけではないことがほとんどなので、結局図書館が最強です。

結論としては、まず図書館で探す、そして気に入れば借りてみる、手元に置きたければAmazonや楽天で買うのが最適かなと思います。

買うにしても、特別なこだわりがない場合は中古で良いと思います。私はAmazonで買うときは大体新品で買いますが、中古が100円とかだったら中古にしています。

 

本のすばらしさ

本のすごいところは、リンクのように様々な情報を芋づる式に広げていくことができる点です。

インターネットでもできるにはできますが、それ相応の技術が必要です。これが意外と難しくて、インターネットよりも本の方が簡単です。

私も、読んでくださっているあなたの読書体験が少しでも良くなるように、紹介した15冊以外にも、様々な本を「副菜」的に添えてきました。

自分が興味のある本をベースに、広げていくのが良いと思います。

それができる本はやっぱりすごい。

 

何から読めばいいの?

紹介した本、色々気になるけど、何から読めばいいんだろう?と思う方もいると思います。

お好きなのからお読みください!

一応上から順番に読むと良いかなって順番で並べてはあります。ですが私が読んだ順番ではありませんし、好きに読めば良いと思います。

オススメはマインドフルネス系です。なるべくわかりやすい本を選ぶのが良いでしょう。

本が読む時間がないという人にこそマインドフルネスは必要です。インターネットでぱらぱら探して気づけばYoutubeでわははと笑っている場合ではありません。

自由に読めば良いという話でした。

 

まとめ

気が付けば1万字を越える長文コンテンツになりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

改めて自分が読んだ本を振り返ってみると、知らないところで染み込んでて役に立ってる本もたくさんありました。

そういう意味で、読書記録をつけるってとっても大事です。

紹介した本の中で何か気になるものがあった方でも、なかった方でも、読んだ本はぜひメールの下書きでも紙でもなんでもいいですから、メモしておくことを推奨します。

さいごにまとめです。

『本を読んだら、自分を読め:年間1,000,000ページを血肉にする“読自”の技術』

 『シャーロックホームズの思考術』

『タイムシフティング:無限の時間を創り出す』

『ジェダイの哲学 フォースの導きで人生を全うせよ』

『急に売れ始めるにはワケがある:ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』

『神は妄想である:宗教との決別』

 『 プラトン全集〈1〉エウテュプロン ソクラテスの弁明 クリトン パイドン 』

『反脆弱性:不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』

『ピーターの法則:「階層社会学」が暴く会社に無能があふれる理由』

『食事のせいで、死なないために:スーパーフードと最新科学であなたを守る、最強の栄養学』

『解毒剤:ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ』 

『ネット・バカ:インターネットがわたしたちの脳にしていること』

『フリー:「無料」からお金を生み出す新戦略』

『NVC:人と人との関係にいのちを吹き込む法』

『センス・オブ・ワンダー』

名前さえ覚えていれば、後から検索して見つけて読み返すこともできるのですから。

それでは、良き読書を!

 

日々の生活によりよいを

ノリ

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