こんにちは!ノリです。
今回の話は、ながら作業、いわゆる「マルチタスク」についてです。
日常生活でついやってしまうマルチタスク。実はダメな理由がたくさんあるんです!
その理由をざっくりまとめることで、マルチタスクがあんまり良くないということを理解していただけたらいいなと思っています。
それではさっそく見ていきましょう!
……なんかスムーズすぎて怖いぞ(笑)
マルチタスクがダメな理由
まず、危険!
マルチタスクが一番だめな理由は危険だからです。
特に危険なのは、移動中の「ながら作業」です。歩きスマホ、運転中に電話などは危険の塊です。歩く傷害罪、走る不幸です。やっていたら今日からでもやめましょう。
認知心理学では、人間には注意(意識を向ける)することのできる量が決まっていて、意費用のない情報は手に入れずに、必要のあることだけに注意を向けるという機能があるという考え方があります。
人間の注意には限界があるので、あっちもこっちもできません。しかも、自動車の運転などは普段意識しないだけで、とても高度な技術を必要としますし、回りに気をつけないと大変なことになります。
ただでさえ危ないのに、マルチタスクをしてしまっては余計に注意が散漫になり、事故や怪我の危険が格段に上がってしまいます。
ですからマルチタスクは危険なのでダメ!ということになります。
どっちも中途半端!
ながら作業をするというのは大抵の場合どっちも中途半端におわります。当然ですよね。テレビを見ながらおしゃべりをするくらいならできるかもしれまんが、国語の勉強をしながら数学についての質問に答えるというのはまず不可能だと思います。
「ごめん今なんて言った?」と聞き返すことになり、無理して同時にやろうとするとどっちもうまくいきません。
私は定食屋でキッチンの仕事をしていたので、よくわかります。
注文は先に頼んだ人から順番に作るという大原則があり、それから作る順番、補充、仕込みについて考えていきます。
とりあえず注文の入ったものから作っていかないと仕方がありません。1つ目を作っている間にいくつもいくつも同時にやっても、順番がわからなくなってしまいます。
他のアルバイトや仕事でもそういう経験をされたことは特に初期の時点では多いと思います。
私も、だんだん慣れてどれだけの人数が来ても大丈夫になりましたが、最初の方は4人家族が2組来ただけで「あわわ」という状態でした。
同時にやろうと思ってもどれも中途半端人なるのなら、ひとつひとつ仕上げた方が効率が良いです。
あまり覚えてられない
現代にはスマホという恐ろしい魔物大変便利なモノがあるので、つい色んなことを同時にやってしまいがちです。
スマホと何かを同時にやるということももちろんですが、スマホひとつとっても、いくつかのアプリを起動していたり、インターネットでタブを多く開いたり、多くのマルチタスクが潜んでいます。これらもあまり良いとは言えません。
なぜかというと、いちいち情報の切り替えをしていたらそれだけで疲れてしまうからです。
だって、テレビ番組をひとつずつ視聴するのと、チャンネルを切り替えながら両方みるのとではどっちが内容を覚えていられると思いますか?と言われたら当然前者ですよね。
脳にもチャンネルの切り替えのようなものがあって、勉強なら勉強モードや、ゲームならゲームモードというように、それぞれ合った知識や技術を使います。
ですが、勉強とゲームを同時にやってしまうと、勉強モードなのにゲームをしてしまったり、勉強の内容が頭に入ってこないということになってしまいます。
一部には同時にやっても覚えていられる人もいるみたいですが、そういう人こそひとつのことに集中した方がもっと能力を発揮できるんだろうなと思うと残念でなりません。
どうしてマルチタスクをしてしまうのか
それでは、これほどデメリットだらけのマルチタスクをどうして私たちはついやってしまうのでしょう。
答えは簡単。「おれってすごくね?」と自分で思っているからです。そうでなければ、避けられるマルチタスクをわざわざやったりはしません。
色んなことを同時にやっている自分すごいということが言いたいだけなのです。
もちろん、そんなこと実際には言いませんが、心の底にはそういう気持ちが少なからずあるかもしれません。だって、マルチタスクがかっこ悪いと思っていたらやりませんからね。
それなりに良いものとして思っている可能性があります。しかし、これまで話してきたように、マルチタスクは危険であり、どっちも中途半端になり、覚えていられません。
だからマルチタスクはあまり良くないんだよと気づく必要があります。
それは、この記事を読むだけでなく、マルチタスクをした場合と、しない場合両方を自分で試してみるといいと思います。
まとめ
今回はマルチタスクが良くないんだよというお話をしましたが、マルチタスクが絶対にいけないというわけではありません。
そんなこと言ったら自動車を運転できませんよね。あれはアクセルを踏んでハンドルを握って必要に応じてギアを変えてと、複雑な動作でできています。あれ単体でマルチタスクのようなものです。
それでも、私たち(私はできませんが)が車を運転できているのは、「慣れ」のおかげです。この慣れというものは生きていく上で頼りになるものではありますが、時に悪影響を及ぼす場合があります。それについてはまた別の記事で。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!
日々の生活によりよいを
ノリ
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