「食事」の再考

雑記、コラム

こんにちは!ブログ「ノリトラス」のノリです。

今回は「日常の再考」についての話をしていきます。

このコーナーでは、普段何気なくしていることや、特別意識することがないようなことを取り上げ、その語源や本来の使い方を知り、日常生活に活かしていくことを目指します。

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食事

です!

言うまでもなく、食事とは「食べること」です。今回はそんな食べることに焦点を当てて再考していこうと思います!!

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いただきます

まずは、日本独特の文化とも言われている「いただきます」から見ていきます。

いただきますの語源は、語源由来辞典によると、その語源は頂上を意味する「頂き」にあるそうです。

「頂き」とは頭の上にあるものなので、中世以降は「もらう」という意味の謙譲語としても使われるようになりました。

その後やがて、食事の際にも目上の人に対して食事を頭上に載せるような動作をしたことから、挨拶として「いただきます」と言うようになったそうです。

謙譲語としての意味で「いただく」ってよく使いますよね。

敬語の使い方を熟知していない方で「させていただく」という表現は多く見られます。

間違ってはいないのですが、「致します」などのほかの表現に置き換えられる場合はそうするのが無難です。いちいち「させていただく」なんてくどいですし。

話が逸れました。

ここまで話をしておいてなのですが、この語源に関しての定説はありません。

いただきますには、日本人になじみ深いであろうもうひとつの理由があります。

もうひとつの語源

それは、「食材への感謝」です。

わざわざ説明するまでもないかもしれませんが、これは食材となった動物や植物などの命を「いただいて」いる(もらっての謙譲語)感謝を示しています。

この説が正しい語源だと私は思っていました。しかしどうやらそれは間違っていたようです。この説を歴史的に証明する文献がないらしいのです。

浄土真宗の近年の動向がひとつの由来だとも言われています。

これは意外でした。

古くから伝わる日本の伝統文化と思っていた「食材に対する感謝」がつい最近(といっても100年近く前ですが)のものだったなんて。

ごちそうさまでした

「ごちそうさまでした」は食後に使われる挨拶で、その語源は「御馳走様」にあったといわれています。

馳走とは、「走り回る」ことで、昔は馬に乗って走って食材を集めたから、この言葉を使うようになりました。もてなすという意味は、食事が運ばれてくる際に走り回ることから生まれたと考えられます。

語源由来辞典によると、その起源は江戸時代らしいです。

江戸時代って古いのかそこまででもないのかよくわからないような気がしますが、江戸時代を日本伝統と呼ばなければ大抵のものが新しいものということになってしまいますので、古くからあるということにしておきましょう。

それにしても、いただきますとごちそうさまの起源も由来も違うなんて驚きですね。

おそらくは戦争中の軍事教育によってこの二つはセットで使われるようになったのでしょう。

人の命が人によって奪われる中、生命を大切にしようだなんて皮肉ですね。

もっとも、いただきますが主に食材への感謝であるのに対し、ごちそうさまでしたは主に作ってくれた人に対しての感謝なのですが。

そういえばふと思ったことで、「ごちそうさまでした」が「でした」をはずして「ごちそうさま」だけで通じるのに、「いただきます」は「ます」をはずして「いただき」とは言わないのでしょう。いただき様とも言わないですよね。それも語源の違いなのでしょうか。少し気になります。

食文化について

グローバル社会の現代では、均一化、画一化の方向へ進んでいる食文化ですが、まだまだそれぞれの伝統や文化を大事にする傾向もあります。

マクドナルドに代表されるファストフード(直訳するとはやい食べ物)店は全世界各地にあります。

また、北海道で取れた食べ物を沖縄で食べるということも不可能でないどころか、外国で取れた穀物や魚などを日本は多く輸入しています。

日本にいても様々な場所でとれた食べ物を食べられ、世界中いたるところで同じ食べ物を食べることが可能になってきています。

それでは、ここからは代表的な世界の食文化を見ていきます。

代表的な食文化

  • ユダヤ教:カシュルートという食べ物に関する規定によって食事する
  • イスラム教:ハラールというおきてで認められた食べ物を食べる
  • ヒンズー教:牛を神聖な動物として扱い、代わりに鶏肉を食べることが多い

国によって伝統的な食文化は数多くありますが、大きな違いとしては宗教が挙げられます。

様々な人が搭乗する飛行機の機内食などでは、異なる食事が用意されていることが多いですよね。

これらのような異なる信条を持っていたとしても、それらを知ることでたとえ賛成できなくても、共に生きていくことはできます。

特に、日本という国は宗教に対して疎かったりするので、その点よく気をつける必要がありそうです。

続いて、日本の食文化について見ていきます。

日本の食文化

日本では、古くから伝わる食文化として、仏教の精進料理や、平安貴族の大饗と呼ばれる宴会があります。

「てんぷら」は「精進揚げ」とも言い、「懐石料理」はこの精進料理がもとになっていると伝えられています。

現在では、意味の違う「会席料理」と同じように扱われ豪華になっていますが、当初は質素なものだったようです。

精進料理では、

  • 動物性の食材
  • ネギ属の食材

が避けるべき食材として挙げられています。

今でいうベジタリアンに近いような気もしますね。

僧侶は精進料理も修行のひとつととらえ、重要視されていました。

日本では、ひじきや豆腐、こんにゃくなどが精進料理にあたるかと思います。

大饗料理も、その後の一汁三菜に繋がる文化として、多くの影響を与えてきました。

私はひじきも豆腐も大好きですし、汁物があると喜びますので、日本の食事が肌に合ってるのだと思います。自分でがんもどきやこんにゃくを作ろうと思ったら少し面倒ですが、スーパーなどで買うこともできるので、精進料理を実践してみるのも良いでしょう。

まとめ

これらの伝統的な食文化がある一方で、多くの変化があって現在に至っているのも日本の食文化の特徴です。

現在では、明治維新での文明開化や、戦時中の食糧難、高度経済成長の影響を受けています。

これによって、日本らしさが失われたと考えるか、新しい文化を生み出したと考えるかは自由です。

普段なにげなく食べている食材も、近年になって日本で食べられるようになったものや、違った扱い方をされてきたものが多くあります。

今回ご紹介した食事についての再考はほんの一例です。気になった方はぜひ自分で調べてみてください。

日々の生活によりよいを

ノリ

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